サポーターに助けてもらい、結果を残せた
もともと足首の関節が少し緩いほうで、中高生のころから軽くひねったりというのはよくあったのですが、2015年の11月にひどいネンザをしてしまい、それが足首のサポーターを着け始めたきっかけです。12月上旬の全日本総合選手権にどうしても出なくてはいけないと、短い期間で治療したのですが、完全には治らなかったので、サポーターを着けて出場しました。結果はベスト8。その年は、最低でもベスト8と思っていたので、なんとか目標はクリアしました。
もちろんケガをしていなかったら、もう少し楽に勝ち上がれていたかなとか、もっといいプレーができたんじゃないかなという思いはありますが、それでも完治していない状態でも動けたのは、やっぱりサポーターに助けてもらったところは大きかったですね。
いまはまったく不安のない状態ですが、それ以来、予防の意味で、練習でも試合でも、プレー時はずっと着用しています。逆にサポーターを着けないと、大丈夫かなという不安感がある。もともとひねりやすいので、着けているだけで安心感がありますね。
ホールド感が緩いと動きづらい
今年の春から、チームがザムストとオフィシャルパートナーシップ契約を結んだこともあり、担当の方と直接コミュニケーションできるのも、すごく心強いです。一度、「もう少しソフトなタイプを試してみたら?」という提案をしていただいて、別のタイプも着けてみたんですが、やはり僕にはこの『A1ショート』が一番しっくりくるというのがわかりました。ホールド感が少し緩めのものだと不安があって、逆に動きづらく感じてしまうんです。
今年の全日本総合では、ベスト4でした。優勝をねらっていたので本当に残念ですが、自分たちらしいラリーを展開するダブルスに磨きをかけて、さらに飛躍していきたいという思いは強くなりました。たくさんの方々にサポートしていただいているので、これからも頑張っていきます。
かねこ・ゆうき◎1994年7月22日生まれ、埼玉県出身。埼玉栄中―埼玉栄高を経て2013年、日本ユニシスに入社。主に男子ダブルスで活躍(パートナーは井上拓斗)。12年インターハイ複優勝、世界ジュニア複準優勝。17年は世界最高峰のスーパーシリーズで初めて決勝に進出するなど、飛躍の1年に。179㎝・68㎏。左利き、O型。