世界のトッププレーヤーたちが熱戦を繰り広げるBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)。昨年から新たに日本で始まった国際大会は、今年も大盛況。ここでは、大会4日目の準々決勝を戦った日本選手たちのコメントを紹介する。
大堀彩
女子シングルス
準々決勝は山口茜に1-2で敗戦
――試合を振り返って
今のベストは出せたかなと思います。2ゲーム目も多少のチャンスはありましたけど、体力がまったく残っていなくて。最後まで動ききることができなかったですけど、今できることはできたかと思います。
――第3ゲームは、足を痛めていた様子だった
正直、両足とも疲労困憊というか、これが精いっぱい。今日に限ったことじゃないというか。正直、痛みはずっと抱えながらやってはいたので。この試合に入るにあたって、自分の中でいい準備をしてきたつもり。その分、疲労もだんだん溜まってきたし、痛みも出てはきていたんですけど、(国内での試合が)最後ということで、気持ちでなんとかカバーしきれたと思います。でも、どうしても、やっぱりシンプルに(動けなかった)。
――国内最後の試合で山口選手と試合ができたことについて
一番理想ですね。昔からお互いを知っていて、やってきた。茜ちゃんの存在のおかげで、ここまで踏ん張れたのもある。国内での終わり方としては、本当に理想だったとは思います。とりあえず、また来週(中国マスターズ)もあるので、今は最後まで気持ちを切らさないことが一番なんですけど、国内の最後の試合というところではベストを尽くせたと思います。
――国内での最後の試合を終えたという点については?
寂しさもありつつ、やりきった感、清々しい感じも正直ありつつ。複雑な気持ちがありますが、今できることは、しっかりやったと思ってるので、とりあえず一区切り。いいカタチで終えられるんじゃないかと思います。
――最後の大会がワールドツアーファイナルズになる可能性がある
今は、出られたらいいなという感じ。最後まで何があるかわからない。もちろん、そこを最後にしたい気持ちは強いですけど、出ることができるのであれば、本当にまたそこに向けてしっかり準備をしていこうと思います。その出場権を得るためにも、やっぱり来週の試合がすごい大事になってくる。もう1回、来週、茜ちゃんとやりたい気持ちは、すごい大きいです。
――この大会では常々、私らしくと言っていた
自分の中では、ペース配分をせずに、最初から飛ばしていこうと。無理なら無理で、ぐらいの感じで入っていきました。その通り、しっかり(ペースを)飛ばしている時はいいけど、それが最後まで保てなかったのも、自分らしいと言えば自分らしい負け方。突っ走るというか、最後までセーブせずに、自分の力を出しきる。最後は動ききれないで終わってしまう試合にはなりましたけど、私らしくという部分では、目標達成かなと思います。
取材・文・写真/平野貴也
【過去の大会結果】
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