【熊本マスターズ2024】福島&松本が激戦を制して初戦を突破!櫻本&五十嵐は予選快勝で本戦の切符を獲得!<初日結果>

11月12日にBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)が開幕した。昨年新設され大盛況だった国際大会に、今回も世界のトッププレーヤーが集結。日本からも代表選手を中心に、多くの選手が参戦した。

今回注目を集めたのが、女子ダブルスにエントリーしていた2ペア。これまで女子ダブルス日本代表として、世界の最前線で戦ってきた福島由紀(上写真・右)と松本麻佑が、互いに新たなパートナーとしてタッグを組み、国際大会に初出場。さらに、パリ五輪・混合ダブルス銅メダリストの五十嵐有紗(旧姓・東野)が、女子ダブルスのスペシャリスト・櫻本絢子と組んでコートに立った。

本戦1回戦からの登場となった福島/松本は、初陣からパリ五輪4位のティナー/タン(マレーシア)と激突。第1ゲームは、相手のミスも手伝って21−9で先制したが、第2ゲームはなかなかペースを握れない福島/松本が14本で落とし、勝負の行方は後半戦へ。最終ゲームは、先にリードを奪った日本ペアが11-6で折り返したものの、エンドが変わってからは相手に逆転を許し15-19。

厳しい状況に追い込まれた福島/松本だったが、終盤はねばり強さを発揮して20オールに。さらに、最後も底力を発揮した日本ペアが、23-21で勝利をもぎとり、2回戦進出を決めた。一方、今大会は予選からの出場となった櫻本絢子/五十嵐有紗は、スウェーデンペアに13本、15本で快勝。危なげない戦いで、13日に行なわれる本戦1回戦の切符をつかんだ。

このほか、地元熊本に本拠地を置く再春館製薬所の志田千陽(上写真・右)/松山奈未が、第1ゲームを奪われながらも、逆転勝ちを収めて初戦を突破。同じく再春館製薬所の加藤佑奈/廣上瑠依も勝利をつかんだ。第1シードの中西貴映/岩永鈴は、韓国の若手ペアとファイナルゲームの末に敗戦。初戦で姿を消すことになった。

男子ダブルスでは、日本A代表の保木卓朗/小林優吾と三橋健也/岡村洋輝が白星をつかみ、2回戦へ勝ち上がっている。また、各種目の予選に出場した日本選手の多くが、明日以降に行なわれる本戦の出場を決めている。

11月12日(予選・本戦1回戦)の結果、13日の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼予選1回戦(11月12日)

牧野桂大②〔21−15、21−15〕0●パニッチャフォン・ティーララサクル(タイ)40分

小川翔悟●0〔16−21、14−21〕②アルウィ・ファルハン(インドネシア)39分

高橋洸士②〔21−13、21−12〕0●秦野陸42分

古賀穂②〔23−11、11−21、21−10〕1●村本竜馬67分

▼予選2回戦(11月12日)

高橋洸士②〔21−14、21−12〕0●牧野桂大40分

古賀穂②〔21−19、21−17〕0●イ・ユンギュ(韓国)43分

※予選2回戦の勝者が本戦に出場

【女子シングルス】

▼予選1回戦(11月12日)

髙橋明日香②〔21−17、17−21、21−19〕1●梁庭瑜(台湾)58分

水津愛美②〔21−16、12−21、21−16〕1●杉山薫73分

※予選1回戦の勝者が本戦に出場

【男子ダブルス】

▼予選1回戦(11月12日)

武井優太/遠藤彩斗②〔21−15、16−21、21−13〕1●盧明哲/唐凱威(台湾)

霜上雄一/野村拓海②〔19−21、21−16、21−18〕1●松居圭一郎/玉手勝輝

※予選1回戦の勝者が本戦(13日)に出場

▼本戦1回戦(11月12日)

保木卓朗/小林優吾②〔21−14、21−15〕0●アリフ/ヤップRK(マレーシア)40分

三橋健也/岡村洋輝②〔21−19、21−13〕0●ケアー/ソガード(デンマーク)38分

【女子ダブルス】

▼予選1回戦(11月12日)

川添麻依子/小西春七②〔21−14、21−19〕0●鄭育沛/孫昱瑆(台湾)38分

櫻本絢子/五十嵐有紗②〔21−13、21−15〕0●M・シェエ/T・シェエ(スウェーデン)40分

大澤佳歩/田部真唯②〔21−13、21−12〕0●ランベール/ポグナンテ(フランス)38分

※予選1回戦の勝者が本戦(13日)に出場

▼本戦1回戦(11月12日)

中西貴映/岩永鈴●1〔21−13、11−21、16−21〕②イ・ヨンウー/イ・ユリム(韓国)58分

加藤佑奈/廣上瑠依②〔21−12、21−15〕0●李芷蓁/林彦妤(台湾)36分

志田千陽/松山奈未②〔17−21、21−11、21−16〕1●ラマダンティ/ラマサリ(インドネシア)66分

福島由紀/松本麻佑②〔21−9、14−21、23−21〕1●ティナー/タン(マレーシア)60分

石川心菜/古根川美桜●0〔17−21、11−21〕②クスマ/プラティウィ(インドネシア)36分

大竹望月/髙橋美優●〔17−21、キケン〕○賈一凡/張殊賢(中国)23分

【混合ダブルス】

▼予選1回戦(11月12日)

中島巧/千葉美采●1〔13−21、21−15、21−15〕②張課琦/林彦妤(台湾)42分

市川和洋/倉島美咲②〔21−11、21−17〕0●下農走/大澤陽奈32分

小川航汰/水津優衣●1〔21−14、12−21、11−21〕②劉廣珩/鄭宇倢(台湾)42分

※1回戦の勝者が本戦(13日)に出場

■13日の対戦カード

【男子シングルス】

▼1回戦(11月13日)

奈良岡功大 – 李佳豪(台湾)

古賀穂 − 戚又仁(台湾)

田中湧士 – ジョナタン・クリスティ(インドネシア)

渡邉航貴 – チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)

高橋洸士 – 蘇力揚(台湾)

西本拳太 – 大林拓真

【女子シングルス】

▼1回戦(11月13日)

髙橋明日香 – ラチャノック・インタノン(タイ)

宮崎友花 – グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)

大堀彩 − 邱品蒨(台湾)

山口茜 – リーネ・クリストフェルセン(デンマーク)

仁平菜月 – ミシェル・リー(カナダ)

水津愛美 – 明地陽菜

郡司莉子 – プトリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)

【男子ダブルス】

▼1回戦(11月13日)

霜上雄一/野村拓海 – 李哲輝/楊博軒(台湾)

武井優太/遠藤彩斗 – 徐承宰/ジン・ヨン(韓国)

【女子ダブルス】

▼1回戦(11月13日)

大澤佳歩/田部真唯 – V・フー/リムCS(マレーシア)

櫻本絢子/五十嵐有紗 − 川添麻依子/小西春七

【混合ダブルス】

▼1回戦(11月13日)

緑川大輝/齋藤夏 – フェルディナンシャー/ウィジャヤ(インドネシア)

渡辺勇大/田口真彩 – ゴーSH/ライSJ(マレーシア)

西大輝/佐藤灯 − 呉軒毅/楊筑云(台湾)

市川和洋/倉島美咲 − 周志宏/楊嘉怡(中国)

霜上雄一/保原彩夏 – フーPR/チェンSY(マレーシア)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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投稿日:2024/11/12

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