11月12日に、BWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)が開幕した。昨年から新たに始まった大会に、世界のトップ選手らが集結。大会初日は各種目予選、本戦1回戦などが行なわれ、日本選手も出場した。ここでは、注目選手の試合後のコメントを紹介する。
福島由紀&松本麻佑(右)
女子ダブルス
本戦1回戦はパリ五輪4位のマレーシアペアに2-1で勝利。
――難しい相手にペアとしての初戦を白星で飾った
福島 ちょっとやりにくいところもありましたけど、なんとか勝ちきれたのでよかったと思います。
松本 終盤(第3ゲームで14-18と離されて)ちょっと諦めかけそうになったところで、福島さんが全部取ってくれた。なんとかもう一度、集中し直すことができました。
――あらためて、新ペア結成の経緯を
松本 以前に団体戦で組んだときから、やってみたいなという気持ちが芽生えてきたというか。福島さんとだったら誰にでも勝てるんじゃないかなって感じていました。それで、どうですか? と聞いてみました。
福島 だいぶ海外の大会から離れていたので(ペア結成の相談を受けて)できるかなと迷った部分がありましたけど、(松本と)やってみたい気持ちがありましたし、自分自身が、もうちょっとやりたい気持ちもどこかにあったので、チャレンジしてみたいと思って引き受けました。ペアとしても、個人としても、どれくらい(世界で)できるのか。みんな強いので、チャレンジしたいという気持ちです。
――福島選手は、今までにない前衛の動きがあり、終盤の2本は福島選手がネット前から決めた
福島 そうですね。行け! と思って(笑)。行くしかないと思って、走りました。やっぱり、松本選手が後ろにいるときのスマッシュは、すごい。一発で決まるというのが、今までにない感覚で、安心できる部分がありました。
――連係の手ごたえは?
松本 2人での練習をほとんどしていないので、コンビネーションは難しいと思います。それぞれができることを最大限に出して、相手に向かっていければなと思っていました。
福島 松本選手も言ったように、コンビネーションは仕方ないところはある。 一戦一戦、楽しみながらやっていきたいと思います。
――今後の目標は?
松本 自分たちも年齢を重ね、経験も重ねてきたので、まずは目先の試合。自分たちがどこまで(プレーの質の面で)できるかというのも挑戦の一つだと思うので、そこを一つひとつ勝てるように、頑張っていきたいと思います。
――日曜日にS/Jリーグで対戦したばかりで、今度はペアを組んで戦っている
福島 ナガマツペアと対戦することができて、私の中ではすごく思い出に残る試合でした。そこは、勝ち負けじゃないというところが、自分の中にはあったので、最後にやれてよかったと思います。お互いに「お疲れ様」と言い合ったんですけど、すぐに「明日からお願いします」みたいなことは言ったので(笑)、気持ちは、すぐに切り替えられたかなという感じがあります。
松本 フクヒロペアとは何度も対戦してきて、本当にライバルであり、仲間という気持ち。最後にフクヒロペアと戦いたかったという思いは一番大きいですけど、福島さんと試合をして、ナガマツの最後を終えることができたのは、すごくよかったなと思います。今日から福島さんと組むということで、フクヒロ、ナガマツでは届かなかったところまで、2人で4人分、めざせればと思います。
――松本選手は新しい所属(ほねごり)を発表。その経緯は?
松本 元々(新しい所属先の代表者と)つながりがあって、自分が今後、プロという形でやってみたいという話をしたときに、興味を持ってもらい、そこから話を進めてもらいました。今後は、自分の新たな挑戦で、自分がどう戦っていけるか。年齢との勝負という部分があるので、プロとして、もっともっと自分を成長させていきたいという思いで、こういう形になりました。
【過去の大会結果】
ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)