パリオリンピック・バドミントン競技(会場:ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ)に出場した日本代表選手が、熱戦の地となったフランスから帰国。8月9日に空港内で行なわれた記者会見に参加した。ここでは、記者会見後の囲み取材に応じた選手たちのコメントを紹介する。
大堀彩
女子シングルス
5位入賞
――メダルには届かなかったが、力を出し切れた
後悔が残ってモヤモヤした気持ちで終わりたくない思いが一番強かったので、自分の今できることは、すべてできたと思います。今は清々しい気持ちです。
――なかなか届かなかった五輪という舞台に立てた
現地には3週間弱いましたけど、その期間で感じることが本当に多く、いい人生経験だなと思いながら毎日を過ごしていました。ここまで厳しい時期がたくさんあって、他の選手の活躍に憧れることが多く「いいなぁ」という気持ちばっかりでした。オリンピックが終わってみたら、初めて、自分が自分でよかったなと思えました。
――お父さんとは、どのような話を?
「本当にお疲れ様」と声をかけてもらいました。私も「ありがとう」というお礼、感謝を伝えました。いつもは試合が終わった後に、試合の内容についての話をしますが、今回は、試合のことはまったく話さず、お疲れ様ということだけを言ってもらいました。
――この後はジャパンOPがある
今の自分を、日本の皆さまに見せたい気持ちが一番強いです。今回のオリンピックも本当にたくさんの人に応援してもらいました。いいところもですけど、自分の悪いところもすべて含めた自分が出たオリンピックでした。ジャパンOPでも、いいところだけではなく、悪いところも含めた自分を皆さまの前で見せていけたら――そんな大会にしたいと思っています。できる限り気持ちの切り替えや準備を、ジャパンOPに向けてしっかりしていきたいと思っています。
取材・写真/平野貴也
構成/バドミントン・マガジン編集部
【お知らせ】
パリ五輪特集は、バドミントン・マガジン9月号(8月22日発売)に掲載します!現地で取材した記者による熱戦レポートをお楽しみに!
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