【パリ五輪】死の組に入った保木&小林は黒星発進 山口と志田&松山は、ストレート勝利!

パリ2024オリンピックのバドミントン競技は、7月26日(現地時間)に開幕。ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナで、各種目の予選リーグ初戦がスタートした。初日夜のセッションでは、女子シングルスの山口茜、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未が勝利。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は東京五輪の金メダルペアに敗れ、厳しいスタートとなった。

初戦に勝利した山口茜

山口茜、志田/松山は、世界ランキングで格下の相手との対戦に、第1ゲームはともに苦しんだ。山口は、世界ランキング43位のミャンマー選手相手に、11点目を先に奪われる展開。相手の配球に後手に回る場面が多かったが、インターバル明けに修正し、力の差を見せた。

また、志田/松山は、世界ランキング26位のオーストラリアペアの積極的な攻撃に苦しみ、第1ゲーム終盤までもつれる展開。17-18から4連続得点で逆転すると、第2ゲームは本来のスピード感あふれるプレーで、序盤からリードを広げ、フィニッシュした。

志田(右)/松山

一方、男子ダブルスでは、保木/小林が、黒星発進。劉雨辰(リュウ・ユチェン)/欧烜屹(オウ・シュァンイ/中国)、王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン/台湾)といった実力者がひしめき、唯一5組のグループ構成となった“死の組”に入った二人の相手は、東京五輪の金メダリストである王齊麟/李洋と、初戦から大きな山場を迎えた。第1ゲームから、前がかりに詰める台湾ペアへの対策に手を焼き、修正できないまま、16-21、10-21。保木/小林は、現地時間29日の2試合目に、初勝利をめざす。

グループリーグ黒星発進となった保木(写真)/小林

【女子シングルス】

山口茜(日本)②〔21−12、21−10〕0●ザ・タール・トゥザール(ミャンマー)29分

【女子ダブルス】

志田千陽/松山奈未(日本)②〔21−18、21−14〕0●マパサ/ユ(オーストラリア)41分

【男子ダブルス】

王齊麟/李洋(台湾)②〔21−16、21−10〕0●保木卓朗/小林優吾(日本)34分

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

投稿日:2024/07/28

人気記事ランキング

閉じる