7月4日に開催されたBWFワールドツアー・カナダOP(カルガリー/Super500)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本はエントリーをしていない混合ダブルスを除く4種目で2回戦を戦い、準々決勝へと勝ち進んでいる。
5選手が2回戦に進んだ男子シングルスは、4選手が準々決勝の切符を獲得。パリ五輪にも出場するカナダのブライアン・ヤンと対戦した田中湧士(上写真)は、第1ゲームを22-20で制すると、第2ゲームも17本に抑えて勝利。接戦をモノにしてベスト8入りを決めた。西本拳太は中国選手を、奈良岡功大は台湾選手に快勝。渡邉航貴はタイの実力者・カンタフォン・ワンチョレンを2-0のストレートで下し、準々決勝に進んでいる。
女子シングルスは、USOP優勝で勢いに乗る仁平菜月(上写真)が、台湾選手との1時間を超える熱戦を制してベスト8進出。奥原希望は、カナダ選手を28分で退けて2回戦をクリア。男子ダブルスの三橋健也/岡村洋輝も、台湾ペアとのファイナルゲームに競り勝ち、2回戦を突破している。
女子ダブルスは、第1シードで2回戦からの登場となった中西貴映/岩永鈴(上写真・左)が、中国の若手ペアに勝利。試合は第1ゲームから激しい競り合いを展開し、中西/岩永が26-24で先制する。第2ゲームに入ると、中盤以降にリードを広げた中西/岩永が中国ペアを振り切り21-17。勢いのある若手の挑戦をはねのけ、準々決勝進出を果たした。
日本選手の7月4日(2回戦)の結果、5日(準々決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(7月4日)
大林拓真●0〔19−21、11−21〕②プリヤンシュ・ラジャワット(インド)38分
西本拳太②〔21−18、21−13〕0●王正行(中国)43分
田中湧士②〔22−20、21−17〕0●ブライアン・ヤン(カナダ)49分
渡邉航貴②〔21−17、21−18〕0●カンタフォン・ワンチョレン(タイ)48分
奈良岡功大②〔21−7、21−13〕0●リャオ・ジュオフ(台湾)33分
▼準々決勝(7月5日)
アンダース・アントンセン(デンマーク) − プリヤンシュ・ラジャワット(インド)
西本拳太 – アレックス・ラニエ(フランス)
田中湧士 – 伍家朗(香港)
奈良岡功大 − 渡邉航貴
【女子シングルス】
▼2回戦(7月4日)
水津愛美●0〔15−21、19−21〕②ベイウェン・ツァン(アメリカ)38分
仁平菜月②〔22−20、16−21、21−15〕1●宋碩藝(台湾)76分
奥原希望②〔21−12、21−9〕0●ウェンユ・ツァン(カナダ)28分
▼準々決勝(7月5日)
ベイウェン・ツァン(アメリカ) − ローレン・ラム(アメリカ)
ブサナン・ンバルンパン(タイ) − ミシェル・リー(カナダ)
仁平菜月 – リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)
奥原希望 – 許玟琪(台湾)
【女子ダブルス】
▼2回戦(7月4日)
中西貴映/岩永鈴②〔26−24、21−17〕0●王汀戈/王漪朶(中国)54分
加藤佑奈/廣上瑠依●1〔14−21、21−13、13−21〕②謝沛珊/洪恩慈(台湾)60分
▼準々決勝(7月5日)
中西貴映/岩永鈴 – 坑姝良/張馳(中国)
エフラー/マックフェルソン(ドイツ/スコットランド) − ファタイマス/ラシカ(タイ)
ジョリー/プレラ(インド) − 謝沛珊/洪恩慈(台湾)
許尹鏸/林芝昀(台湾) − ロハウ/グエン(ドイツ)
【男子ダブルス】
▼2回戦(7月4日)
三橋健也/岡村洋輝②〔21−9、14−21、21−13〕1●張課琦/陳信遠(台湾)48分
▼準々決勝(7月5日)
アストルップ/ラスムセン(デンマーク) − ソンダーガード/トフト(デンマーク)
三橋健也/岡村洋輝 – C・グリムリー/M・グリムリー(スコットランド)
レーン/ベンディ(イングランド) − 蘇敬恒/林秉緯(台湾)
ケアー/ソガード(デンマーク) − 楊博涵/劉廣珩(台湾)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(7月5日)
クリスチャンセン/ボエ(デンマーク) − パッカポン/ファタイマス(タイ)
スミス/リー(アメリカ) − 盧明哲/洪恩慈(台湾)
陳政寬/許尹鏸(台湾) − 盧震/李芷蓁(台湾)
ユアン/チャン(アメリカ) − トフト/マグランド(デンマーク)
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