6月25日から30日まで、BWFワールドツアー・USOP(アメリカ/Super300)が開催された。日本からはB代表選手らが出場し、男女シングルス、女子ダブルスの3種目で頂点に立った。
男子シングルスは、5月の日本ランキングサーキットを制している田中湧士(上写真)が決勝に進出。準決勝で渡邉航貴を破った中国の雷蘭曦(レイ・ランシィ)との勝負に挑むと、第1ゲームこそ先制を許したが、第2ゲーム、第3ゲームを奪い返して逆転勝利。3月のオルレアンマスターズ(フランス)以来となる、S300のタイトルを獲得した。
女子シングルスは仁平菜月(上写真)がV達成。準々決勝で第2シードのブサナン・ンバルンパン(タイ)を下すと、決勝ではトップランカーのベイウェン・ツァン(アメリカ)と対戦。ファイナルゲームにもつれた接戦を、仁平が24-22で制して優勝。S300初制覇を遂げた。また、自費参加の明地陽菜がベスト4に入った。
女子ダブルスは、第1シードの中西貴映/岩永鈴(上写真・左)が貫禄の優勝を果たした。準々決勝、準決勝ともに地元アメリカペアを2-0のストレートで退けると、決勝もタイペアを19本、15本で制して優勝。5月のマレーシアマスターズ(S500)に続く優勝をつかんだ。準々決勝で第2シードを下した加藤佑奈/廣上瑠依はベスト4に入っている。
【男子シングルス】
田中湧士…優勝!
渡邉航貴…ベスト4!
大林拓真…2回戦進出
高橋洸士…1回戦敗退
【女子シングルス】
仁平菜月…優勝!
明地陽菜…ベスト4!
水津愛美…1回戦敗退
【男子ダブルス】
松居圭一郎/玉手勝輝…ベスト8
三橋健也/岡村洋輝…2回戦進出
【女子ダブルス】
中西貴映/岩永鈴…優勝!
加藤佑奈/廣上瑠依…ベスト4!
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO