6月9日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
5種目すべてで決勝に勝ち進んだのは、中国勢。前週シンガポールOP(S750)からのよい流れを引き継ぎ、今大会でも4種目で優勝を飾った。男子シングルスは、そのシンガポールOPを制している石宇奇(シー・ユーチー)が、アンダース・アントンセン(デンマーク)をファイナルゲームの接戦の末に制して2大会連続V。今季4個目のタイトルを獲得した。
女子シングルスは、アン・セヨン(韓国)との熱戦を、ファイナルゲーム18本で制した陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)が優勝。混合ダブルスは鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)と蒋振邦(ジャン・ツェンバン)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)の中国対決を、後輩の蒋振邦/魏雅欣が2-0のストレートで下し、今年初優勝を飾った。
男子ダブルスは王昶(ワン・チャン)/梁偉鏗(リャン・ウェイカン/中国)が、Super1000で初の決勝進出を決めたマレーシアのティー・カイウン/マン・ウェイチョンをファイナル勝負の末に下し優勝。女子ダブルスは、韓国の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナが陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)を相手に2-0で勝利。中国の5種目制覇を食い止めている。
決勝戦(6月9日)の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
石宇奇(中国)②〔21−9、12−21、21−14〕1●アンダース・アントンセン(デンマーク)71分
【女子シングルス】
陳雨菲(中国)②〔21−14、14−21、21−18〕1●アン・セヨン(韓国)82分
【男子ダブルス】
王昶/梁偉鏗(中国)②〔19−21、21−16、21−12〕1●ティーKW/マンWC(マレーシア)55分
【女子ダブルス】
李紹希/ペク・ハナ(韓国)②〔21−17、21−13〕0●陳清晨/賈一凡(中国)57分
【混合ダブルス】
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−11、21−14〕0●鄭思維/黄雅瓊(中国)32分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO