6月5日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)2日目は、各種目残りの1回戦が行なわれた。日本勢は5種目に登場。ライバルたちと熱戦を繰り広げ、2回戦に駒を進めている。
女子ダブルスは、前日の1回戦で松本麻佑/永原和可那が勝利したのに続き、志田千陽/松山奈未(上写真・右)も初戦を突破した。アメリカの若手ペアとの対戦となった志田/松山は、第1ゲームを14本で先制。第2ゲームは前半相手にリードを許す場面をつくったが、連続得点などで志田/松山が逆転すると、そのまま逃げ切ってストレート勝利。順当に2回戦へと勝ち上がった。
3ペアが登場した混合ダブルスは、金子祐樹/松友美佐紀が2回戦に進出した。金子/松友は、シンガポールペアを接戦の末に下し初戦をクリア。緑川/齋藤は、世界ランク上位の韓国ペアに、ファイナルゲーム11本で敗戦。デンマークペアとの勝負に挑んだ渡辺/東野は、1-1でファイナルゲームにもつれたが、最終ゲームが始まる前に日本ペアが棄権を申し出た。これにより、渡辺/東野は初戦敗退に終わった。
女子シングルスは、第1シードのアン・セヨン(韓国)と日本期待のホープ、宮崎友花(上写真)が対戦。第1ゲームを22-20で先制した宮崎だったが、第2、第3ゲームは相手に力で抑え込まれ逆転負け。敗れはしたものの、女王相手にファイナルゲームに持ち込む健闘を見せた。大堀彩は、台湾選手に第1ゲームを奪われる展開となったが、第2ゲーム以降はリズムを取り戻して逆転勝利。2回戦に駒を進めた。山口茜は試合前に棄権したため、不戦敗となった。
男子ダブルスは、三橋健也/岡村洋輝が勝利を飾ったものの、保木卓朗/小林優吾は前週のシンガポールOPで優勝した中国ペアに敗戦。男子シングルスの奈良岡功大は、デンマークのラスムス・ゲンケに12本、10本のストレート負け。54分のタフマッチをモノにできず、初戦で姿を消している。
日本勢の残りの1回戦(6月5日)結果、2回戦(6月6日)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(6月5日)
奈良岡功大●0〔12−21、10−21〕②ラスムス・ゲンケ(デンマーク)54分
▼2回戦(6月6日)
西本拳太 − ラクシャ・セン(インド)
【女子シングルス】
▼1回戦(6月5日)
山口茜●キケン○宋碩藝(台湾)
大堀彩②〔19−21、21−17、21−18〕1●白馭珀(台湾)69分
宮崎友花●1〔22−20、7−21、11−21〕②アン・セヨン(韓国)61分
▼2回戦(6月6日)
大堀彩 − 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
▼1回戦(6月5日)
保木卓朗/小林優吾●1〔21−9、18−21、12−21〕②何濟庭/任翔宇(中国)52分
三橋健也/岡村洋輝②〔21−10、25−23〕0●メデル/マンメリ(アルジェリア)35分
▼2回戦(6月6日)
三橋健也/岡村洋輝 – アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
【女子ダブルス】
▼1回戦(6月5日)
志田千陽/松山奈未②〔21−14、21−17〕0●コルベット/リー(アメリカ)46分
▼2回戦(6月6日)
志田千陽/松山奈未 – 李怡靖/羅徐敏(中国)
松本麻佑/永原和可那 – ジョリー/プレラ(インド)
【混合ダブルス】
▼1回戦(6月5日)
緑川大輝/齋藤夏●1〔13−21、21−17、11−21〕②金ワンホ/鄭ナウン(韓国)46分
渡辺勇大/東野有紗●〔21−18、11−21、キケン〕○クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)35分
金子祐樹/松友美佐紀②〔21−19、22−20〕0●ヒー/タン(シンガポール)49分
▼2回戦(6月6日)
金子祐樹/松友美佐紀 – 馮彦哲/黄東萍(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images、BADMINTONPHOTO