【日本ランキングサーキット2024】女子ダブルスは加藤&廣上、大竹&髙橋らが準決勝に進出!<準々決勝結果/ダブルス>

5月27日に開催された2024年日本ランキングサーキット(埼玉県・サイデン化学アリーナさいたま)3日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、ダブルス3種目の戦いをレポートする。

2日目/2回戦
(5月26日)

初日/1回戦
(5月25日)

【男子ダブルス】

ベスト4一番乗りは、混合ダブルス日本A代表同士が組む山下恭平(上写真・左)/緑川大輝(NTT東日本)。2回戦でB代表の柴田一樹/山田尚輝(NTT東日本)を倒した井上誠也/川邊悠陽(日立情報通信エンジニアリング)を、攻守とラリーの組み立てで圧倒した。B代表の霜上雄一/野村拓海(日立情報通信エンジニアリング)は、ペアとしての安定感が光り、熊谷翔/西大輝(BIPROGY/龍谷大)に2-1で勝利。左右ペアの熊谷/西は尻上がりに調子を上げたが、最終盤のサービスまわりのミスが痛かった。

左利き二人が組む西川裕次郎(上写真・左)/下農走(滋賀県スポーツ協会/金沢学院クラブ)は、宮下怜/栁川蓮(明治大)に勝利。大学生ペアのスピードとパワーをものともせず、最後は長身の西川がネット前に浮いたシャトルを突き刺した。相澤桃李/佐野大輔(ジェイテクト)と西田陽耶/目崎駿太郎(トナミ運輸)の対決は、S/Jリーグ最終戦の再戦。試合の最初から最後まで、サービスからフィニッシュまで、強気と集中力を保って打ち続けた相澤/佐野が、2-0で返り討ちにした。

▼準々決勝(5月27日)

山下恭平/緑川大輝(NTT東日本)②〔21-16、21-15〕0●井上誠也/川邊悠陽(日立情報通信エンジニアリング)

霜上雄一/野村拓海(日立情報通信エンジニアリング)②〔21-14、18-21、21-19〕1●熊谷翔/西大輝(BIPROGY/龍谷大)

西川裕次郎/下農走(滋賀県スポーツ協会/金沢学院クラブ)②〔21-7、21-23、21-18〕1●宮下怜/栁川蓮(明治大)

相澤桃李/佐野大輔(ジェイテクト)②〔21-18、21-17〕0●西田陽耶/目崎駿太郎(トナミ運輸)

日本代表の霜上(右)/野村も接戦を制して準決勝へ

▼準決勝(5月28日)

山下恭平/緑川大輝(NTT東日本) − 霜上雄一/野村拓海(日立情報通信エンジニアリング)

西川裕次郎/下農走(滋賀県スポーツ協会/金沢学院クラブ) − 相澤桃李/佐野大輔(ジェイテクト)

【女子ダブルス】

女子ダブルスはすべて2-0で決着。最初に勝利を決めたのは、B代表の加藤佑奈(上写真・左)/廣上瑠依(再春館製薬所)。快進撃を続けてきた長身の右左ペア、山藤千彩/志波寿奈(広島ガス)をスピード感あふれるラリーで圧倒した。B代表復帰をめざす大竹望月/髙橋美優(BIPROGY)は、上杉杏/鈴木陽向(NTT東日本)に勝利。ともに高校の先輩/後輩のペアだが、長く組み続けている大竹/髙橋が上回った。

毛利未佳(上写真・左)/田代愛妃(七十七銀行)は、昨年優勝の川添麻依子/小西春七(岐阜Bluvic)との攻め合いを制して準決勝進出。今井優歩/齋藤夏(YAMATO奈良/ACT SAIKYO)は、大澤佳歩/田部真唯(BIPROGY/山陰合同銀行)に勝利。混合ダブルスA代表の齋藤は、女子ダブルスの初制覇まであと2勝と迫った。

▼準々決勝(5月27日)

廣上瑠依/加藤佑奈(再春館製薬所)②〔21-10、21-8〕0●山藤千彩/志波寿奈(広島ガス)

毛利未佳/田代愛妃(七十七銀行)②〔21-18、21-15〕0●川添麻依子/小西春七(岐阜Bluvic)

大竹望月/髙橋美優(BIPROGY)②〔21-14、21-17〕0●上杉杏/鈴木陽向(NTT東日本)

今井優歩/齋藤夏(YAMATO奈良/ACT SAIKYO)②〔21-16、21-18〕0●大澤佳歩/田部真唯(BIPROGY/山陰合同銀行)

前回大会ベスト4の大竹(左)/髙橋も順当に準決勝に進出

▼準決勝(5月28日)

廣上瑠依/加藤佑奈(再春館製薬所) − 毛利未佳/田代愛妃(七十七銀行)

大竹望月/髙橋美優(BIPROGY) − 今井優歩/齋藤夏(YAMATO奈良/ACT SAIKYO)

【混合ダブルス】

昨年の全日本社会人優勝の霜上雄一(上写真・手前)/保原彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス)が、小川航汰/水津優衣(ジェイテクト/ACT SAIKYO)に勝ってベスト4一番乗り。二人の動きに迷いがなく、ペアとしての充実度を感じさせた。B代表ペアの西大輝/佐藤灯(龍谷大/ACT SAIKYO)は、攻撃力のある西川裕次郎/今井優歩(滋賀県スポーツ協会/YAMATO奈良)にしっかり対応して準決勝進出。1回戦はやや苦しんだが、調子を上げてきたようだ。

大関修平(上写真・左)/齋藤夏(大同特殊鋼/ACT SAIKYO)は、大学生の吉田翼/関野里真(日本体育大)の挑戦を退けて勝利。敗れたものの、吉田の角度あるスマッシュ、関野の素早いネット前など、大学生ペアのプレーも光っていた。昨年、ここで社会人初タイトルを取った下農走(金沢学院クラブ)は所属先が変わり、パートナーも大澤陽奈(ACT SAIKYO)に変わってベスト4入り。下農、霜上は男子ダブルスと、混合ダブルスA代表の齋藤は、女子ダブルスと2種目で勝ち残っている。

▼準々決勝(5月27日)

西大輝/佐藤灯(龍谷大/ACT SAIKYO)②〔21-14、21-18〕0●西川裕次郎/今井優歩(滋賀県スポーツ協会/YAMATO奈良)

下農走/大澤陽奈(金沢学院クラブ/ACT SAIKYO)②〔19-21、21-16、21-8〕1●山澤直貴/曽根夏姫(コンサドーレ/北都銀行)

霜上雄一/保原彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス)②〔21-17、21-16〕0●小川航汰/水津優衣(ジェイテクト/ACT SAIKYO)

大関修平/齋藤夏(大同特殊鋼/ACT SAIKYO)②〔21-17、21-14〕0●吉田翼/関野里真(日本体育大)

第1シードの西(右)/佐藤は2-0のストレート勝ちで準決勝へ

▼準決勝(5月28日)

西大輝/佐藤灯(龍谷大/ACT SAIKYO) − 下農走/大澤陽奈(金沢学院クラブ/ACT SAIKYO)

霜上雄一/保原彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス) − 大関修平/齋藤夏(大同特殊鋼/ACT SAIKYO)

取材・文/平田美穂

写真/黒崎雅久

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投稿日:2024/05/27

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