4月9日にアジア選手権(中国・寧波)が開幕。大会2日目の10日は、各種目1回戦が行なわれた。ここでの結果が五輪レースにも大きく影響する中、日本選手はアジアのライバルたちと熱戦を繰り広げている。
【選手コメント】
2日目/4月10日
男子シングルスは西本拳太(上写真)、奈良岡功大が初戦を突破。西本はロー・ケンイゥ(シンガポール)と1時間を超える激闘の末に、ファイナルゲーム17本で制した。奈良岡は香港選手にストレート勝ち。女子シングルスは山口茜が2-0で快勝。大堀彩もベトナム選手に快勝して2回戦に進出した。五輪レース争いの渦中にいる奥原希望は上位成績が必要だったが、初戦で対戦したアン・セヨン(韓国)に敗戦。第2ゲームを奪ってファイナルゲームの熱戦に持ち込んだが、最後は力尽きて初戦敗退に終わった。
男子ダブルスは保木卓朗/小林優吾、三橋健也/岡村洋輝に加え、自費参加の武井優太/遠藤彩斗も白星を獲得。古賀輝/齋藤太一は台湾の一番手ペアに敗れ、2回戦進出はならなかった。女子ダブルスは、志田千陽/松山奈未、松本麻佑/永原和可那、櫻本絢子/宮浦玲奈が2回戦へ。福島由紀/廣田彩花は韓国の申昇瓚/イ・ユリム(韓国)に接戦を展開するも、0-2のストレート負けに終わった。
混合ダブルスは渡辺勇大/東野有紗、金子祐樹/松友美佐紀が1回戦を勝ち上がっている。
4月10日の結果、11日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼4月10日(1回戦)
西本拳太②〔18−21、21−18、21−17〕1●ロー・ケンイゥ(シンガポール)80分
渡邉航貴●0〔16−21、18−21〕②李卓耀(香港)48分
奈良岡功大②〔21−17、21−14〕0●伍家朗(香港)50分
常山幹太●〔18−21、キケン〕○ソミ・ロムダーニ(アラブ首長国連邦)26分
▼4月11日(2回戦)
西本拳太 – 石宇奇(中国)
奈良岡功大 – 全奕陳(韓国)
【女子シングルス】
▼4月10日(1回戦)
奥原希望●1〔15−21、21−18、17−21〕②アン・セヨン(韓国)89分
大堀彩②〔21−14、21−5〕0●グエン・トゥイリン(ベトナム)32分
山口茜②〔21−7、21−12〕0●プイ・チーワ(マカオ)23分
仁平菜月●0〔9−21、14−21〕②グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
▼4月11日(2回戦)
大堀彩 – 戴資穎(台湾)
山口茜 – 金ガウン(韓国)
【男子ダブルス】
▼4月10日(1回戦)
保木卓朗/小林優吾②〔21−8、21−4〕0●デフ・アイヤッパン/ディレン・アイヤッパン(アラブ首長国連邦)22分
武井優太/遠藤彩斗②〔21−19、15−21、21−19〕1●テオEY/オンYS(マレーシア)58分
三橋健也/岡村洋輝②〔21−16、12−21、21−11〕1●李芳任/李芳至(台湾)69分
古賀輝/齋藤太一●0〔17−21、20−22〕②王齊麟/李洋(台湾)47分
▼4月11日(2回戦)
三橋健也/岡村洋輝 − A・チア/ソーWY(マレーシア)
保木卓朗/小林優吾 – ジン・ヨン/ナ・スンソン(韓国)
武井優太/遠藤彩斗 – 王昶/梁偉鏗(中国)
【女子ダブルス】
▼4月10日(1回戦)
志田千陽/松山奈未②〔17−21、21−18、21−16〕1●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)84分
福島由紀/廣田彩花●0〔20−22、18−21〕②申昇瓚/イ・ユリム(韓国)62分
松本麻佑/永原和可那②〔19−21、21−13、21−16〕1●タン/ティナー(マレーシア)81分
※櫻本絢子/宮浦玲奈は相手ペアの棄権により2回戦進出
▼4月11日(2回戦)
志田千陽/松山奈未 − カストロ/ポンナッパ(インド)
松本麻佑/永原和可那 – 張淨惠/楊景惇(台湾)
櫻本絢子/宮浦玲奈 – 金昭英/孔熙容(韓国)
【混合ダブルス】
▼4月10日(1回戦)
金子祐樹/松友美佐紀②〔21−8、21−12〕0●マウラナ/マルワー(インドネシア)32分
緑川大輝/齋藤夏●1〔13−21、21−14、18−21〕②リバルディ/メンタリ(インドネシア)65分
山下恭平/篠谷菜留●0〔16−21、14−21〕②金ワンホ/鄭ナウン(韓国)44分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−16、21−13〕0●クシャリアント/クスマワティ(インドネシア)38分
▼4月11日(2回戦)
金子祐樹/松友美佐紀 – 鄧俊文/謝影雪(香港)
渡辺勇大/東野有紗 – 楊博軒/胡綾芳(台湾)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images