【選手コメント】宮崎友花がSUPER300優勝に「思った以上の結果が出てうれしかったけど、身体づくりがこれからの課題」

ヨーロッパで開催されたワールドツアーSUPER300の3連戦、オルレアンマスターズ(フランス・オルレアン)、スイスOP(スイス・バーゼル)、スペインマスターズ(スペイン・マドリッド)に出場した日本代表が、4月2日に帰国。

オルレアンマスターズで優勝、スイスOPでベスト4と好成績を残した宮崎友花が、帰国時に囲み取材に応じた。下記は宮崎のコメント。

宮崎友花

――3週間の欧州遠征を振り返って

(国内)合宿から続けて5週あって、こんなに長い遠征は初めて。少し落ち着かない部分もありましたが、最初のオルレアンマスターズで優勝して、スイスOPでベスト4と自分が思った以上の成績が出て。すごくうれしかったですけど、最後のスペインまで体がもたなかったので、そこは反省材料です。

――スイスOPでは、世界選手権の優勝経験があるシンドゥ(インド)やマリーン(スペイン)と対戦して、シンドゥには勝利

シンドゥは、すごく身長が高くて取りにくい球も多かったですけど、自分が思ったよりも足が動いて、食らいつくことができた。自分の球も結構効いていたかなと思います。

――敗れたが、第1ゲーム中盤まで競ったマリーン戦の手応えは

オルレアンから試合が続いていたし、スイスでも1回戦から(3試合続けて)ファイナルゲームで1時間超えの試合が続いたので、4日目になると、すごく気持ちにも疲れがありました。向かって行く気持ちはありましたが、疲労や痛みがあって、いつも以上のプレーはできませんでした。それでも、第1ゲームは、ちょっとチャンスがあったのかなと。最初は、自分が(相手のプレーとの)タイミングをずらすことができていたけど、最後まではできなくて、最後は(相手がタイミングを)合わせて来たところが、すごいなと思いました。

――世界ランクが25位まで上がり、SUPER1000や750にも出場できるようになったが、今後に関しては?

まだ750や1000の大会には出たことがなく、どういう雰囲気か体験したことがありません。これから初めてのことがたくさんあると思うので、チャレンジしていきたいです。

――SUPER300の大会で優勝した、自分へのご褒美は?

何か買いたいなとは思いますけど、そこまで、あまりないです。

――オルレアンマスターズで優勝できた、一番の要因は?

オルレアンは、準決勝の中国選手との対戦が一番勝負だなと思っていたのですが相手がケガで途中棄権。体力を削らずに決勝に行けました。決勝は明地(陽菜)選手との対戦でしたが、予選から戦っていてきつそうだったので、今回に関しては体力が大事だなと思いました。

――世界に通用する部分、課題は?

いろいろな選手と対戦してきて、自分のショットにタイミングが合わない選手もいるので、そういう部分は、独特のタイミングでプレーできているということなのかなとは思っていますが、まだまだ身体ができていない部分もあって、最終日までもたないことが多い。これからは、ケガをしないことが大事になってくると思うので、身体づくりをしっかりとしていきたいです。

――次の国際大会は、ユーバー杯になると思うが?

アジア団体選手権は、体調を崩してしまって、いいプレーをできなかったし、迷惑をかけてしまったので、まずはしっかりと身体の調整をしっかりして、向かっていけたらいいなと思います。

写真/平野貴也

投稿日:2024/04/02

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