3月13日にBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)2日目は、各種目残りの1回戦が行なわれた。日本勢は5種目すべてに登場し、ライバルたちとの戦いを制して2回戦に進出している。
女子ダブルスは、志田千陽/松山奈未(上写真・手前)、中西貴映/岩永鈴、福島由紀/廣田彩花の3ペアがそれぞれ白星を獲得し、2回戦に勝ち上がった。日本勢1番手の志田/松山は、世界ランク10位のジョンコパン/ラウィンダ(タイ)との対戦となり、第1ゲームを志田/松山が先制。第2ゲームも志田/松山が21-14で奪い、侮れない相手を2-0のストレートで下した。中西/岩永もインドペアに快勝。廣田のヒザのケガが完治していない中で五輪レースを戦う福島/廣田は、デンマークペアに第1ゲームを奪われたものの、第2、第3ゲームを取り返して逆転勝ち。2回戦に勝ち上がった。
男子ダブルスは、保木卓朗(上写真・手前)/小林優吾、古賀輝/齋藤太一、三橋健也/岡村洋輝がそろって勝利を飾り、2回戦へ。混合ダブルスは渡辺勇大/東野有紗が山下恭平/篠谷菜留との日本ペア対決を制して初戦を勝ち上がった。
3選手が1回戦に臨んだ女子シングルスは、前週フランスOP準優勝の山口茜が、中国の張藝曼(ツァン・イーマン)を相手に18本、20本で勝利。五輪レースの国内2番手争いを演じる奥原希望と大堀彩は、ともに1回戦で敗退となった。男子シングルスの奈良岡功大は、マレーシアのリー・ジジャに0−2のストレート負け。常山幹太もデンマークのアンダース・アントンセンに18本、9本で敗れている。
3月13日(1回戦)の結果、3月14日(2回戦)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(3月13日)
奈良岡功大●0〔12−21、19−21〕②リー・ジジャ(マレーシア)49分
常山幹太●0〔18−21、9−21〕②アンダース・アントンセン(デンマーク)44分
▼2回戦(3月14日)
西本拳太 – アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
渡邉航貴 – トマ・ジュニア・ポポフ(フランス)
【女子シングルス】
▼1回戦(3月13日)
山口茜②〔21−18、22−20〕0●張藝曼(中国)40分
奥原希望●0〔11−21、16−21〕②戴資穎(台湾)33分
大堀彩●0〔11−21、17−21〕②王祉怡(中国)39分
▼2回戦(3月14日)
山口茜 – ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)
【男子ダブルス】
▼1回戦(3月13日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−9、21−19〕0●レーン/ベンディ(イングランド)39分
三橋健也/岡村洋輝②〔22−20、21−10〕0●カラル/メンデレク(チェコ)35分
古賀輝/齋藤太一②〔23−21、21−18〕0●ティーKW/マンWC(マレーシア)44分
▼2回戦(3月14日)
保木卓朗/小林優吾 – 三橋健也/岡村洋輝
古賀輝/齋藤太一 – アルディアント/アルフィアン(インドネシア)
【女子ダブルス】
▼1回戦(3月13日)
志田千陽/松山奈未②〔21−16、21−14〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)45分
福島由紀/廣田彩花②〔15−21、21−19、21−13〕1●トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)69分
中西貴映/岩永鈴②〔21−9、21−9〕0●R・パンダ/S・パンダ(インド)30分
▼2回戦(3月14日)
櫻本絢子/宮浦玲奈 – ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)
志田千陽/松山奈未 – カオホック/ラム(アメリカ)
福島由紀/廣田彩花 – マパサ/ユ(オーストラリア)
中西貴映/岩永鈴 – 李紹希/ベク・ハナ(韓国)
【混合ダブルス】
▼1回戦(3月13日)
渡辺勇大/東野有紗②〔21−12、21−16〕0●山下恭平/篠谷菜留36分
金子祐樹/松友美佐紀●0〔19−21、15−21〕②李晉熙/吳芷柔(香港)34分
▼2回戦(3月14日)
渡辺勇大/東野有紗 − 李晉熙/吳芷柔(香港)
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構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO、Getty Images