バドミントンS/JリーグⅢ2023が、2月11日に東京都立川市で開幕した。S/JリーグⅢは、S/JリーグとS/JリーグⅡの下部リーグにあたり、S/JリーグⅢの1位チームが来季のS/JリーグⅡへ自動昇格となる。今季のS/JリーグⅢは男子1部16チーム、男子2部29チーム、女子7チームがエントリー。大会最終日となった13日には、男女ともに最終順位が確定した。ここでは、トヨタ自動車が頂点に立った女子のダイジェストをお伝えする。
男子ダイジェストはこちら
【女子ダイジェスト】
大会2日目から試合が行なわれた女子は、エントリーした7チームがAとBの2ブロックに分かれて予選リーグを戦ったのち、上位2チームが1〜4位順位決定リーグに、残りのチームが5〜7位順位決定リーグに進んだ。予選で同じブロックだったチーム同士の対戦は予選リーグでの勝敗が適用されるため、1〜4位順位決定リーグでは各チームが2試合を戦っている。
予選リーグでの対戦成績からすでに1勝を得ていたトヨタ自動車とJP日本郵政は、ともに最終日の第1試合で白星を挙げて2勝目をマーク。そして、第2試合はこの2チームの直接対決となり、勝てば1位が確定する状況となった。
注目の一戦で、トヨタ自動車は渡瀬千尋/長谷川歩佳の第1ダブルスが10本、8本で勝利。チームに勢いをつけたかに思われたが、シングルスはJP日本郵政の田中月菜が犬飼萌々香に対して15本、11本で快勝。S/JⅡへの切符は、第2ダブルスに託された。
この大事な試合で、トヨタ自動車の高橋奈々/秋保奈々は、坪井はるな/中井川夏美に第1ゲームを奪われると、第2ゲームは17−10のリードから18オールで追いつかれる苦しい展開。しかし、このゲームを23−21で奪った高橋/秋保は、ファイナルゲームに入ると試合の主導権を握り続けて21−12で勝利。最後まで諦めずに競り勝ったトヨタ自動車が、S/JⅡ復帰を決める優勝を果たした。
【女子最終順位】
1位 トヨタ自動車
2位 JP日本郵政
3位 TEAM KANAGAWA
4位 豊田合成
5位 三菱自動車
6位 島津製作所
7位 横河電機
取材・文/吉井信行
写真/井出秀人
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