2月4日に開催されたBWFワールドツアー・タイマスターズ(Super300/バンコク)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。日本勢は女子シングルスの大堀彩が決勝に進出し、見事優勝を果たした。
五輪レースの日本勢2番手争いを演じる大堀(上写真)は、準々決勝で世界ランク20位の奥原希望との勝負に競り勝ち、準決勝も地元のタイ選手を2-0のストレートで退け決勝に進出。決勝はタイのスパニダ・カテソンと激突すると、第1ゲームは大堀が18-21で落とす展開。先に王手を許すことになったが、第2ゲームは前半9-2とリードした大堀が、後半も先行したまま相手を振り切って21-17で制した。
ファイナルゲームは互いに主導権を譲らず11−10で折り返すと、後半に大堀が6連続ポイントを奪取。大きく点差を広げて安全圏に入ると、最後は21-13で勝利を飾った大堀が、ワールドツアーS300で初優勝を遂げた。
このほか、男子シングルスはベテランの周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)が、決勝でロー・ケンイゥ(シンガポール)をファイナルゲームの末に破り、久々のツアー優勝。混合ダブルスは地元タイの第一人者、デチャポル(上写真・右)/サプシリーが制し、女子ダブルスも姉妹ペアのヌンタカン/ベンヤパが地元ファンの前で歓喜の優勝を遂げている。
2月5日の決勝戦、4日の準決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼決勝(2月4日)
周天成(台湾)②〔21−16、6−21、21−16〕1●ロー・ケンイゥ(シンガポール)62分
▼準決勝(2月3日)
周天成(台湾)②〔21−15、21−12〕0●マーク・カルジョウ(オランダ)34分
ロー・ケンイゥ(シンガポール)②〔21−14、21−14〕0●蘇力揚(台湾)47分
【女子シングルス】
▼決勝(2月4日)
大堀彩②〔18−21、21−17、21−13〕1●スパニダ・カテソン(タイ)81分
▼準決勝(2月3日)
大堀彩②〔21−16、21−12〕0●ブサナン・ンバルンパン(タイ)45分
スパニダ・カテソン(タイ)②〔21−13、21−12〕0●アシュミタ・チャリハ(インド)35分
【男子ダブルス】
▼決勝(2月4日)
何濟庭/任翔宇(中国)②〔16−21、21−14、21−13〕1●ピーラッタチャイ/パッカポン(タイ)64分
▼準決勝(2月3日)
何濟庭/任翔宇(中国)②〔21−15、21−6〕0●マウラナ/フィクリ(インドネシア)28分
ピーラッタチャイ/パッカポン(タイ)②〔24−22、21−13〕0●スパク/キッティヌポン(タイ)45分
【女子ダブルス】
▼決勝(2月4日)
ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)②〔21−13、17−21、27−25〕1●李怡婧/羅徐敏(中国)83分
▼準決勝(2月3日)
李怡婧/羅徐敏(中国)②〔21−15、21−18〕0●申昇瓚/イ・ユリム(韓国)49分
ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)②〔21−13、23−21〕0●クスマ/プラティウィ(インドネシア)43分
【混合ダブルス】
▼決勝(2月4日)
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−12、21−18〕0●チェンTJ/トーEW(マレーシア)49分
▼準決勝(2月3日)
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−17、21−14〕0●クシャリヤント/クスマワティ(インドネシア)37分
チェンTJ/トーEW(マレーシア)②〔21−11、21−17〕0●緑川大輝/齋藤夏33分
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文/バドミントン・マガジン編集部