1月26日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(ジャカルタ/Super500)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本からは女子シングルスの奥原希望、仁平菜月、そして混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏が勝ち進み、それぞれ準々決勝を突破してベスト4入りを決めている。
混合ダブルスの緑川/齋藤(上写真・右)は、中国の蒋振邦(ジャン・ツェンバン)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)と対戦。世界ランク5位の強敵に対して、緑川/齋藤は第1ゲームを13本で落としてしまう。しかし、第2ゲームは緑川/齋藤が8-7から点差を広げて21−16で取り返すと、続く最終ゲームも前半12−6でリード。中盤以降も相手の追い上げを振り切った緑川/齋藤が、最後は21−17で勝利をつかみベスト4に進出。準決勝では、世界ランク44位のデンマークペアと対戦する。
女子シングルスは、奥原(上写真)がインドネシアのグレゴリア・マリスカ・トゥンジュンに2−0のストレート勝ちを収めた。第1ゲームは、奥原がわずかに先行しながら試合を進め、終盤に追いつかれて20オールとなった場面でも冷静に2連取。第2ゲームは前半に7連続ポイントで差を広げた奥原が、そのまま大差をつけて快勝。Super500以上のツアー大会では、2021年に優勝した全英OP以来となる準決勝進出を果たした。
仁平(上写真)はタイの第一人者、ラチャノック・インタノンとの勝負に挑むと、第1ゲームは15オールから先に抜け出しプレッシャーをかける。すると、第2ゲームも主導権を握った仁平が、点差を広げながら試合を進めて21−12で勝利。ベスト4進出を決めた。準決勝は、奥原と仁平が激突する。
1月26日準々決勝の結果、1月27日(準決勝)の日本選手の対戦カードは以下の通り。
【女子シングルス】
▼準々決勝(1月26日)
奥原希望②〔22−20、21−11〕0●グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)41分
仁平菜月②〔21−16、21−12〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)39分
▼準決勝(1月27日)
奥原希望 – 仁平菜月
【混合ダブルス】
▼準々決勝(1月26日)
緑川大輝/齋藤夏②〔13−21、21−16、21−17〕1●蒋振邦/魏雅欣(中国)50分
▼準決勝(1月27日)
緑川大輝/齋藤夏 – トフト/グラベルソン(デンマーク)
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文/バドミントン・マガジン編集部
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