【全日本総合バドミントン2023】「明日も同じように楽しむ気持ちを忘れないでやっていきたい」(石川心菜)<選手コメント/5日目-6>

日本一を争う「第77回全日本総合バドミントン選手権」が、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで12月25日に開幕した。大会5日目が行なわれた29日は、各種目の準決勝を実施。ここでは決勝をかけて熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介する。

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石川心菜(左)&古根川美桜
(NTT東日本)

女子ダブルス準決勝:加藤佑奈&廣上瑠依(再春館製薬所)に21−18、21−19で勝利! 決勝に進出!

石川 (勝てて)うれしい気持ちと、勝つことができたんだという気持ち、いろんな気持ちがあります。ですが、全日本総合の決勝という舞台までこれたからには、2位で終わることはすごく悔しいと思う。明日の相手は強いとわかっていますが、優勝して帰りたいなと思います。

(準決勝は)今まで試合をした中で一番観客も多くて、今まで感じたことのない空気感とか、そういう中での試合でした。試合前は緊張とか不安とか色々あったんですけど、コートに立ったら勝ちたい気持ちとすごく楽しい気持ちだけでプレーすることができた。明日も同じように楽しむ気持ちを忘れないでやっていきたいと思います。

古根川 相手がB代表だったということもあって、今日の試合は正直、勝てるとは思ってなかったんです。ですが、本当に勝ててよかった。明日の相手は日本A代表で、S/Jリーグでも対戦した相手なので、少しプレーもわかっている。引くことなく自分たちから向かっていけるように頑張っていきたいなと思います。宮浦さんが結構ガツガツ前に出てくるので、それに負けないで自分たちもいきたいです。

加藤佑奈(左)&廣上瑠依
(再春館製薬所)

--試合を振り返って

加藤 昨日までとは違って試合が長くなると思っていましたが、1ゲーム取られて、2ゲーム目を取り返すしかないと思ったところで、相手がやろうとしていることに付き合ってしまった。うまくまわりきれずに、自分たちのいい形にさせてもらえなかったです。

廣上 昨日までとは違って、ラリーもゆっくり時間をかけてやってくるタイプのペア。自分たちがそれをやられると、我慢しきれない部分やローテーションでスピードが足りない部分などがペアの穴となって見えてきました、そこで我慢できればよかったけど、決め急いでしまい、あと1点取れれば抜けられるという場面で自分が決め急いでしまうなど、もったいない試合だったなと思います。

--追い上げていたところで痛いミスが続いたのは、気持ちに焦りがあった

廣上 中盤に追いついた時は、加藤が後ろで自分が前という形が多かったと思います。そこで自分がプッシュに行ったところをネットに変えるなどシンプルな考えでやっていたら相手もミスをしてくれていた。あとは加藤が我慢したぶん、相手がアウトに出すこともありました。でも、相手の返球が甘くなった時に私が力んでしまって、そこを冷静にいけなかったなと思います。

--ベスト4の結果について

加藤 A代表3つが出ていない中で、組み合わせ的にも決勝にいくのが目標になる中で、一戦一戦というのを頭に入れて二人でやってきた。昨日まで2-0で勝ち切れたのは自信になったけど、準決勝で勝てなかったのは自分たちの弱さ。来年1年、こういう相手に対しても、しっかり勝ちきれる力をつけたいです。

廣上 今日(準決勝)までが自分の中では最低ラインだったと思うので、負けたことは、まだまだ甘いのかなと思っています。1年間海外をまわって、レシーブやサービスまわりの場面で苦しいところを取り切れたこともあって、そこは成長だと思う。年明けすぐに2週連続で試合がありますが、どちらも日本人対決。しっかり準備して、先輩たちに少しでも成長したところを見せて、勝ちにつなげたいです。

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取材・構成/吉井信行、平野貴也、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2023/12/29
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