日本一を争う「第77回全日本総合バドミントン選手権」が、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで12月25日に開幕した。大会5日目が行なわれた29日は、各種目の準決勝を実施。ここでは決勝をかけて熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介する。
山下恭平(左)&篠谷菜留
(NTT東日本)
混合ダブルス準決勝:霜上雄一/保原彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス)に21−14、21−18で勝利
——試合を振り返って
山下 1ゲーム目をしっかり取って、2ゲーム目の途中からリードされる場面になりましたけど、そこでしのぎ切れたのが今回よかったかなと思います。
—2ゲーム目、何か話し合ったことは?
篠谷 特には何も話し合ってはいなくて、私はとにかく集中して、自分の仕事というか、前に入ること、レシーブをしっかり返すことっていう本当に簡単なことなんですけど、そこもう一回しっかりやろうって自分の中で決めて動きました。そこに山下もしっかりついてきてカバーしてもらえたので、後半に連続得点できたと思います。
——決勝の相手は金子/松友ペア。決勝戦に向けて
山下 去年も決勝で負けているので、その悔しさを今年、晴らせれるように明日頑張っていきたいと思います
篠谷 海外でも国内でも負け越している相手なので、とにかく最初から最後まで向かっていく気持ちで戦って、もう120パーセントぐらいの力を2人で出してリベンジしたいと思います。
霜上雄一(右)&保原彩夏
(日立情報通信エンジニアリング&ヨネックス)
--試合を振り返って
霜上 最後は相手のほうが点の取り方がうまかったというか、レシーブが堅いので、そこで自分たちが我慢できなかったです。ハーフの球とかを使って、ゲームメークがうまいので、そこは自分たちに足りていないし、そこが差になったかなと思います。1ゲームは取りたかったですけど、最後はミスが続いてしまいました。
保原 思ってたよりは点数が取れたとは思いますが、自分たちがリードしてる(第2ゲーム中盤の)ところで、相手の方がクオリティがよかった。こちらも簡単なミスをして、最後はバッといかれてしまったので、そこはもったいないなと思います。
--第1ゲームの入り方はうまくいかなかった
霜上 僕が甘い球だったり、迷った球が多くなってしまって、そこからミスが出てしまったり、 相手に決められることが増えてしまった。うまくゲームメークできずに1ゲーム目はやられてしまいました。
--ベスト4の評価は?
保原 第1シードが棄権したことで、A代表と当たらなかったですけど、初めての総合でしっかり1戦1戦勝ち切れたことはよかったなって思います。
霜上 僕は去年も別のペアで1回戦負けだったので、今年はA代表がいないヤマで、そこをしっかり勝ち切れて、最低限のベスト4までこれてよかったです。
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取材・構成/吉井信行、平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳