11月28日から12月3日までBWFワールドツアー・シドモディ国際(インド・ラクナウ/Super300)が開催された。日本勢は、五輪レースを戦うA代表の選手らが中心となって自費参加で出場。5種目で決勝に進出し、女子シングルスと女子ダブルスが優勝を飾った。
女子シングルスは奥原希望(上写真)が決勝に進出。準決勝では大堀彩との日本人対決を制し、久々の優勝をかけたデンマーク選手との決勝も19本、16本で勝利した。ワールドツアーでは2021年全英OP(Super1000)以来となるタイトル獲得となった。
女子ダブルスは、中西貴映/岩永鈴(上写真・右)がSuper300で初優勝。準々決勝、準決勝ともにファイナル勝負の接戦をモノにして勝ち上がった中西/岩永。決勝は地元のインドペアとの対戦となり、ここでも1-1で最終ゲームにもつれる展開に。すると、序盤から連続得点を奪った中西/岩永が抜け出すと、追走するインドペアを振り切って21-15。中西/岩永がワールドツアーで初優勝を飾った。
このほかの日本勢は、惜しくも準優勝。男子シングルスで決勝に進出した西本拳太は、台湾選手との試合で第1ゲームを奪ったものの、その後に逆転を許して優勝ならず。混合ダブルスの金子祐樹/松友美佐紀は、インドネシアペアにファイナルゲーム23-25で敗れてタイトルを逃した。男子ダブルスの古賀輝/齋藤太一も、世界ランク93位のマレーシアペアとの接戦に敗れて準優勝に終わっている。
▼決勝(12月4日)
【男子シングルス】
戚又仁(台湾)②〔20−22、21−12、21−17〕1●西本拳太79分
【女子シングルス】
奥原希望②〔21−19、21−16〕0●リーネ・フォウマーク・カースフェルド(デンマーク)51分
【男子ダブルス】
チョーンHJ/ハイカル(マレーシア)②〔18−21、21−18、21−16〕1●古賀輝/齋藤太一63分
【女子ダブルス】
中西貴映/岩永鈴②〔21−14、17−21、21−15〕1●ポンナッパ/カラスト(インド)77分
【混合ダブルス】
フェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)②〔20−22、21−19、25−23〕1●金子祐樹/松友美佐紀95分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO