11月21日にBWFワールドツアー・中国マスターズ(深圳/Super750)が開幕。熊本マスターズジャパン(S500)から連続開催となった同大会は、世界ランキングの上位ランカーが出場。大会初日は各種目1回戦が行なわれ、日本勢も海外のトップ選手らと熱戦を繰り広げた。
男子シングルスは奈良岡功大(上写真)、常山幹太、渡邉航貴の3選手が登場。熊本マスターズでは上位進出を逃している3人だが、初戦を突破したのは奈良岡と常山。12月に行なわれるワールドツアーファイナルズの出場権獲得に向けて、序盤での敗戦は避けたい奈良岡は、台湾選手を相手に第1ゲームを21-19で先制。ペースをつかんだ第2ゲームは11本に抑えて勝利を飾り、奈良岡が2回戦に進出した。常山は、渡邉との日本人対決となった勝負を、ファイナルゲーム13本で制して初戦を突破している。
女子シングルスは初日に登場した奥原希望(上写真)が1回戦を突破した。台湾の許玟琪(シュー・ウェンチー)との試合に臨んだ奥原は、第1ゲームを21-13で先制。第2ゲームは20オールとなった接戦を落とすも、ファイナルゲームは後半から奥原がペースをつかんで21-14。熊本マスターズでは優勝したグレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)に初戦で敗れた奥原だが、ここではしっかり勝利をつかみ2回戦へと勝ち上がった。
女子ダブルスは、福島由紀/廣田彩花と中西貴映/岩永鈴の2ペアが初日の1回戦に挑み、どちらも白星をつかんで2回戦へ。男子ダブルスの古賀輝/齋藤太一は、マレーシアペアと80分の熱戦を繰り広げ、最後はファイナルゲーム19本で制して初戦を突破。混合ダブルスは、山下恭平/篠谷菜留と緑川大輝/齋藤夏の日本ペア対決を山下/篠谷が制し、2回戦に駒を進めている。
21日に行なわれた1回戦の結果、22日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(11月21日)
奈良岡功大②〔21−19、21−11〕0●李佳豪(台湾)48分
常山幹太②〔21−18、9−21、21−13〕1●渡邉航貴61分
▼1回戦(11月22日)
西本拳太 – プリヤンシュ・ラジャワット(インド)
【女子シングルス】
▼1回戦(11月21日)
奥原希望②〔21−13、20−22、21−14〕1●許玟琪(台湾)69分
▼1回戦(11月22日)
大堀彩 − 林湘緹(台湾)
【男子ダブルス】
▼1回戦(11月21日)
古賀輝/齋藤太一②〔21−23、24−22、21−19〕1●ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)80分
▼1回戦(11月22日)
保木卓朗/小林優吾 ●キケン○ クスマワルダナ/ランビタン(インドネシア)
竹内義憲/松居圭一郎 – アルディアント/アルフィアン(インドネシア)
【女子ダブルス】
▼1回戦(11月21日)
福島由紀/廣田彩花②〔21−15、21−7〕0●坑姝良/張馳(中国)45分
中西貴映/岩永鈴②〔21−9、21−11〕0●宋碩芸/余芊慧(台湾)31分
▼1回戦(11月22日)
松本麻佑/永原和可那 – 李佳馨/鄧淳薫(台湾)
櫻本絢子/宮浦玲奈 − 金昭英/孔熙容(韓国)
志田千陽/松山奈未 – ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)
【混合ダブルス】
▼1回戦(11月21日)
山下恭平/篠谷菜留②〔21−12、18−21、21−19〕1●緑川大輝/齋藤夏61分
▼1回戦(11月22日)
金子祐樹/松友美佐紀 – ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)
渡辺勇大/東野有紗 – 葉宏蔚/李佳馨(台湾)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO