【熊本マスターズ2023】トゥンジュンが陳雨菲をストレートで下しSuper500初制覇!<女子シングルス/決勝戦結果>

11月19日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。今年新設された同大会。日本勢は準決勝で姿を消したものの、決勝に勝ち進んだ海外のトップ選手らが会場を埋めた多くのファンを魅了している。

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10月のフランスOP、デンマークOPに続く3大会連続優勝に挑む陳雨菲(中国)と、ワールドツアー上位大会で初優勝をめざすグレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア/上写真)が決勝の舞台で激突。過去3戦の対戦成績では陳雨菲が連勝を飾っており、さらには前日の準決勝でアン・セヨン(韓国)を下すなど、好調をキープ。決勝戦も陳雨菲に分があるかと思われた。

しかし、予想を裏切るように、第1ゲーム前半からトゥンジュンがスピードを上げて陳雨菲(上写真)にプレッシャーをかける。鋭いショットで揺さぶると、先手を奪いたい陳雨菲のミスが重なり21-12でトゥンジュンが先制。第2ゲームに入ると、仕切り直したい陳雨菲が速いタッチで仕掛けていくも、今日のトゥンジュンは冷静だった。「今日はモチベーションも高かったし、準備をしっかりできていた」と巧みな配球で先行し、トゥンジュンが主導権をつかむ。

「相手のスピードが速くて、自分のミスが多く出てしまった」と悔やむ陳雨菲を尻目に、中盤11-12となった競り合いからトゥンジュンが10連続得点で王手。最後のチャンピオンシップポイントもトゥンジュンがつかみ取り快勝。トゥンジュンがSuper500で初の優勝を飾った。

▼決勝戦(11月19日)

グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)②〔21−12、21−12〕0●陳雨菲(中国)40分

2017年世界ジュニア優勝の実績があるグレゴリア・マリスカ・トゥンジュンが念願のタイトルを獲得

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2023/11/20
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