11月17日、BWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン（熊本県立総合体育館／Super500）が行なわれた。今年から新設された同大会は、国内ではジャパンOP（S750）に次ぐレベルで、日本A・B代表や海外のトップランカーが参戦。ここでは、試合を戦った選手たちのコメントを紹介する。

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松本麻佑＆永原和可那（右）

女子ダブルス：準々決勝はジョンコパン／ラウィンダ（タイ）に2-0で勝利

――試合を振り返って

永原　前回対戦したフランスOPですごく悔しい負け方をしたので、今日は気合を入れて、リベンジする気持ちで入りました。昨日の試合で自分たちのいい形が見えてきてたので、今日もそれを継続して出していこうと思っていたので、1ゲーム目は、その形がうまくはまってよかったと思います。

松本　大きい展開にする時は大きく、スピード上げたい時はしっかり前に入ってという展開が、思うようにつくれました。自分たちが思ったタイミングでそのパターンができていたので、これを継続できれば、自分たちのモノになるのかなと思います。

――1ゲームは羽根が飛ぶエンドからスタート

松本　昨日はそのエンドからの感覚がよかったので、今日もその感覚で入れるようにしたかったです。ただ、今日は会場が暖かくて、飛ぶ感じはしなかったです。

――1ゲーム目をあっさり取れた

松本　いつも1ゲーム目は（球やコートの感覚を）合わせていきますが、今日は最初からスピードを上げていきました。それがよかったのかなと思います。

――2ゲーム目の苦しい場面で、レシーブをどうしていこうと考えたか

永原　1ゲーム目からロングリターンをしなかったので、2ゲーム目も最初から低い展開でやってしまった。そこで相手にカウンターを取られたり、（コースを）読まれて強い球で差し込まれたり。後半はドライブの後に、後ろをもう少し使えるように意識して、前に出すぎないようにした。そこでなんとか修正できたのが、よかったと思います。

――会場は盛り上がっていた

松本　昨日よりもたくさん見てくださる方がいたので、やっぱり会場に入った瞬間の熱気がすごかったです。応援もそうですし、自分たちにパワーをくれるというか、力になったので、今日も苦しい場面はたくさんありましたが、やっぱり2ゲーム目、力を出せたのは応援の力もある。明日も気合を入れて臨むので、応援お願いします。

――明日の相手（劉聖書 ／譚寧・中国）について

永原　2人ともパワーがあって、アタック力もある。低い展開もすごい強いイメージです。でも、自分たちもアタックでは負けないという気持ちで、こちらも攻撃していけるように強い気持ちで臨みたいなと思います。

松本　直近で負けてる相手。今日のようにはいかないと思うので、作戦を立てて臨めればと思います。

―ベスト4の壁（ヨーロッパ遠征で3大会連続準決勝敗退）をどう乗り越えたいか

松本　そこは自分たちが一番痛感してるので、もう一つ（勝って）乗り越えたい気持ちがあります。あとは、乗り越えたところから、またスタートラインになると思う。明日もう一回、気合を入れて臨みたいと思ってます。

永原　あんまり意識しすぎてもよくない。でも、ここを乗り越えたい気持ちがある。負けたらどうしようというよりも、強い気持ちで臨んでいきたい。明日は日本の皆さんの応援もありますし、応援を力に変えて、ここで乗り越えられるように頑張りたいなと思います。

取材・構成／平野貴也、バドミントン・マガジン編集部

写真／平野貴也