11月14日にBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/ Super500)が開幕した。国内大会ではジャパンOP(Super750)に次ぐレベルの大会には、多くのトップ選手が参戦。大会初日は各種目の予選、本戦1回戦などが行なわれた。
男子シングルス予選には、前週の韓国マスターズ(S300)で久々の優勝を飾った桃田賢斗(上写真)が登場。予選1回戦からインドネシアの難敵・シェサ・ヒレン・ルスタビトと対戦すると、第1ゲームを21-19で制し、第2ゲームも23-21で勝利。予選2回戦はタイ選手を2-0で下し、2連勝で予選を通過した。桃田は本戦1回戦でシンガポールのロー・ケンイゥと対戦する。
他種目では本戦1回戦も行なわれ、日本選手も続々とコートに立った。男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾、古賀輝(上写真・左)/齋藤太一、三橋健也/岡村洋輝の3ペアが勝利。保木/小林、古賀/齋藤はインドネシアの若手ペアを下すと、三橋/岡村は元世界王者のセティアワン/アッサン(インドネシア)を2-0のストレートで退けた。
女子ダブルスは4ペアが出場し、松本麻佑/永原和可那、櫻本絢子/宮浦玲奈が2回戦に進出した。その一方、熊本出身の福島由紀/廣田彩花と地元・再春館製薬所に所属する志田千陽/松山奈未はともに黒星。福島/廣田は勢いのある中国の劉聖書 /譚寧との接戦に屈し、志田/松山はタイの姉妹ペアにファイナル勝負で敗れた。
11月14日の結果、11月15日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼予選1回戦(11月14日)
大林拓真②〔21−3、21−4〕0●カー・キット・カン(ブルネイ)22分
桃田賢斗②〔21−19、23−21〕0●シェサ・ヒレン・ルスタビト(インドネシア)53分
秦野陸②〔21−11、23−21〕0●村本竜馬46分
▼予選2回戦
大林拓真②〔23−21、21−16〕0●レオン・ジュンハオ(マレーシア)54分
高橋洸士●0〔15−21、7−21〕②全奕陳(韓国)42分
桃田賢斗②〔21−13、21−8〕0●ナチャオルン・プサリ(タイ)38分
秦野陸●0〔6−21、6−21〕②チ・ユジェン(台湾)30分
▼1回戦(11月15日)
奈良岡功大 – ラクシャ・セン(インドネシア)
大林拓真 – カンタフォン・ワンチョレン(タイ)
桃田賢斗 – ロー・ケンイゥ(シンガポール)
西本拳太 – 石宇奇(中国)
常山幹太 – 周天成(台湾)
渡邉航貴 – マグヌス・ヨハンセン(デンマーク)
【男子ダブルス】
▼1回戦(11月14日)
古賀輝/齋藤太一②〔21−18、21−16〕0●マウラナ/フィクリ(インドネシア)38分
三橋健也/岡村洋輝②〔21−16、21−14〕0●セティアワン/アッサン(インドネシア)34分
竹内義憲/松居圭一郎●0〔13−21、12−21〕②徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)33分
保木卓朗/小林優吾②〔21−14、10−21、21−18〕1●カルナンド/マーティン(インドネシア)52分
▼1回戦(11月15日)
熊谷翔/小川航汰 – リー・ファンチー/リー・ファンジェン(台湾)
【女子ダブルス】
▼1回戦(11月14日)
松本麻佑/永原和可那②〔21−8、21−19〕0●マックフェルソン/トランス(スコットランド)33分
福島由紀/廣田彩花●1〔21−19、18−21、18−21〕②劉聖書 /譚寧(中国)80分
志田千陽/松山奈未●1〔21−19、20−22、12−21〕②ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)59分
櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−17、21−11〕0●フー/リムCS(マレーシア)40分
▼1回戦(11月15日)
加藤佑奈/廣上瑠依 ― コルベット/リー(アメリカ)
保原彩夏/水津優衣 ― チェンACY/テオーMX(マレーシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(11月15日)
髙橋明日香 – リァン・ティンユ(台湾)
宮崎友花 – 川上紗恵奈
大堀彩 – 許玟琪(台湾)
水津愛美 – 戴資穎(台湾)
奥原希望 – グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
仁平菜月 – ファン・チンピン(台湾)
【混合ダブルス】
▼1回戦(11月15日)
緑川大輝/齋藤夏 – タベリング/ピキ(オランダ)
金子祐樹/松友美佐紀 – 徐承宰/蔡侑玎(韓国)
西大輝/佐藤灯 – 江藤佑太/神山歩美
山下恭平/篠谷菜留 – 楊博軒/胡綾芳(台湾)
渡辺勇大/東野有紗 – ラムスフス/ロハウ(ドイツ)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/都竹容子、BADMINTONPHOTO