11月7日から東京渋谷区・国立代々木競技場第一体育館で開催されている『ヒューリック・ダイハツJapanパラバドミントン国際大会2023』は、11日に各種目の準決勝が行なわれた。
来年夏のパリ・パラリンピックのレース中ということもあり、各種目でハイレベルな熱戦が展開され、日本勢では、車いすクラスの男子WH2(障がいが軽いクラス)で梶原大暉、女子WH1(障がいが重いクラス)で里見紗李奈が決勝に進出。2人は2021年の東京パラリンピック、22年のパラ世界選手権でともに金メダルを獲得しており、今大会でも優勝の期待は高い。
またダブルスでは、男子WH1-WH2の西村啓汰/松本卓巳がマレーシアペアを破って、決勝進出を決めている。
立位クラスでは、女子SL4(障がいが軽いクラス)の藤野遼が決勝に進出。藤野は昨年のパラ世界選手権で銀メダルを獲得しており、今大会では初優勝をめざす。
なお、東京パラリンピックで金メダルを獲得し、パリ大会での連覇をめざすWH1-WH2女子ダブルスの里見/山崎悠麻は中国ペアに敗れ、決勝進出はならなかった。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/井出秀人