11月5日、国内最高峰の団体戦である「バドミントンS/Jリーグ2023」の秋田大会2日目が、秋田県立武道館で開催。男子Sブロックの3試合と女子Jブロックの3試合が行なわれた。ここでは男子のダイジェストをお伝えする。
秋田大会(11月4日)
刈谷大会(11月4日)
【ダイジェスト】
男子の最注目カード、トナミ運輸 vs BIPROGY。TOP4出場へ向けて落とすことはできない大事な試合で、トナミ運輸は昨日と同様にエースの保木卓朗/小林優吾を第1ダブルスに立てた。保木/小林はその期待に応えて、岡村洋輝/三橋健也にストレート勝ちする。しかし、BIPROGYはシングルスの五十嵐優が、日本B代表の大林拓真に13本、17本と完勝して流れを取り戻す。すると、第2ダブルスは渡辺勇大と内定選手の熊谷翔(日本大)のペアが「自分から向かっていこうという気持ちが強かったので、劣勢な場面でも食らいついて頑張れた」(熊谷)と、トナミ運輸の金子真大/大田隼也にストレート勝ち。王者トナミ運輸に早くも土がついた一方で、BIPROGYは開幕2連勝スタートを切った。
午前の部もう一試合は、東海興業対トリッキーパンダースの試合が行なわれ、こちらは東海興業が2-1で勝利。東海興業は第1ダブルスの長峰善/寺島颯大と、シングルスの西野勝志がともにファイナルゲームの競り合いを制した。また、敗れたトリッキーパンダースは、第2ダブルスの上田竜也/中島巧が、大滝聖矢/江藤佑太に対して25−23、21−10で勝利。開幕戦は連敗スタートとなってしまったものの、最後は一矢報いた。
午後の部は初優勝をねらう日立情報通信エンジニアリングが、コンサドーレと対戦。日立情報通信エンジニアリングは開幕2連勝を、コンサドーレは連敗阻止に向けての戦いとなったが、ここでは地力に勝る日立情報通信エンジニアリングが3-0で勝利。大会前に体調不良者などが出てメンバー変更を余儀なくされたというが、「団体戦は何があるかわからないし、チーム力はすごく大事になってくる。みんな自分が出るんだという意識で準備をしてくれたことが、開幕2連勝につながった」と杉山監督は勝因を話した。
▼男子Sブロック(11月5日)
日立情報通信エンジニアリング(2勝) 3−0 コンサドーレ(2敗)
竹内義憲/松居圭一郎②〔17−21、21−18、21−9〕1●三浦將誓/實藤圭亮
小本翔太②〔21−10、21−11〕0●山澤直貴
玉手勝輝/野村拓海②〔21−17、21−19〕0●辻凌也/本田大樹
BIPROGY(2勝) 2−1 トナミ運輸(1勝1敗)
岡村洋輝/三橋健也●0〔19−21、13−21〕②保木卓朗/小林優吾
五十嵐優②〔21−13、21−17〕0●大林拓真
渡辺勇大/熊谷翔②〔21−18、21−15〕0●金子真大/大田隼也
東海興業(1勝1敗) 2−1 トリッキーパンダース(2敗)
長峰善/寺島颯大②〔15−21、23−21、21−19〕1●リャオ・ミンチュン/柴田陽登
西野勝志②〔21−16、20−22、21−14〕1●原口翔多
大滝聖矢/江藤佑太●0〔23−25、10−21〕②上田竜也/中島巧
取材・文/吉井信行
写真/斉藤豊