10月31日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週開催されたフランスOPの結果が反映され、順位に変動があった。ここではダブルスの世界ランキングを紹介する。
【男子ダブルス】
ランキングはこちら
王昶(ワン・チャン/上写真・左)/梁偉鏗(リャン・ウェイカン/中国)が一つ順位を上げて1位に。8万9991ポイントは5種目の1位の中で一番低いが、初めてトップに立った。2位は1ランクアップのアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)。フランスOP準優勝のアストルップ/ラスムセン(デンマーク)が、3ランクアップで3位に浮上した。10月第1週に初めて1位に立ったインドのシェティ/ランキレッディは、4ランクダウンの5位に後退している。
日本勢1番手の保木卓朗/小林優吾は、7万9421ポイントで7位。1〜6位が8万ポイント台であるだけに、少しでもポイント差を詰めていきたい。2番手の古賀輝/齋藤太一が1ランクアップの16位。27位の竹内義憲/松居圭一郎などA代表がなかなか順位を上げられない中、B代表の岡村洋輝/三橋健也が12ランクアップの37位に浮上。35位の武井優太/遠藤彩斗とは、わずか321ポイント差と猛追している。西田陽耶/目崎駿太郎も2ランクアップの54位と、少しずつ順位を上げている。
【女子ダブルス】
ランキングはこちら
1〜3位は変わらず。陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が11万ポイント超えで1位。李紹希/ペク・ハナ、金昭英/孔熙容と韓国2ペアが続く。
4位は福島由紀(上写真・右)/廣田彩花、5位は志田千陽/松山奈未。6位に並んでいた松本麻佑/永原和可那が二つ順位を落とし、8位に後退した。入れ替わる形で、ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)が6位に浮上している。
4、5番手は櫻本絢子/宮浦玲奈(14位)、中西貴映/岩永鈴(15位)が並ぶ形で変わらず。B代表の加藤佑奈/廣上瑠依(30位)は2ランクアップ、保原彩夏/水津優衣(43位)は4ランクアップと、それぞれ順位を上げている。
【混合ダブルス】
ランキングはこちら
鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)が11万ポイント超えで1位。渡辺勇大/東野有紗(上写真・右)は2位のままだが、フランスOPベスト4のポイントを加え、その差を少し詰めている。フランスOP準優勝の鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスエット/香港)が7ランクアップの11位と一気に順位を上げたのが目を引く。欧州勢では、ジケル/デリュウィ(フランス/8位)、クリスチャンセン/ボエ(デンマーク/9位)の2ペアが、トップ10にランクインしている。
日本勢2番手は、13位の緑川大樹/齋藤夏。山下恭平/篠谷菜留も20位で変わらないが、金子祐樹/松友美佐紀が1ランクダウンの24位となっている。B代表の西大輝/佐藤灯が4ランクアップの45位、熊谷翔/佐藤杏が8ランクアップの107位と、軒並み順位を上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO