10月29日に開催されたBWFワールドツアー・フランスOP(レンヌ・Super750)最終日は、各種目決勝が行なわれた。
優勝をめざした日本勢は準決勝で敗れてしまい、決勝進出者はゼロ。海外勢が各種目の決勝戦を争った。男子シングルスは、ジョナタン・クリスティ(インドネシア/上写真)と李詩灃(リ・シフェン/中国)が激突。第1ゲームを先制したのは李詩灃。ジョナタンを16本に抑えて先行した。しかし、第2ゲームをジョナタンが21-15で制すると、最終ゲームも7連続得点などで引き離して逆転勝利。ジョナタンが今季のワールドツアー上位大会で3つ目のタイトルを獲得した。
女子シングルスは、陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)と戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が、8月のコペンハーゲン世界選手権以来の対決。第1ゲームを陳雨菲が先制すると、第2ゲームは戴資穎が9-3とリード。しかし、すぐに連続得点で9オールに持ち込んだ陳雨菲が、その後の競り合いも制して2-0で勝利。前週デンマークOP(Super750)に続き、2大会連続優勝を遂げた。
男子ダブルスは、近況絶好調のアストルップ(上写真・右)/ラスムセン(デンマーク)が、インドネシアの若手ペアを下して優勝。女子ダブルスは劉聖書 /譚寧(中国)がタイペアとの接戦を制して頂点に立った。混合ダブルスは蒋振邦/魏雅欣(中国)が4月のアジア選手権以来の優勝を手にしている。
10月29日の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔16−21、21−15、21−14〕1●李詩灃(中国)80分
【女子シングルス】
陳雨菲(中国)②〔21−17、22−20〕0●戴資穎(台湾)52分
【男子ダブルス】
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−14、10−21、21−18〕1●マウラナ/フィクリ(インドネシア)62分
【女子ダブルス】
劉聖書 /譚寧(中国)②〔26−24、21−19〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)
【混合ダブルス】
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−17、15−21、21−12〕1●鄧俊文/謝影雪(香港)56分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO