10月8日、中国・杭州で行なわれたアジア大会・バドミントン競技に出場した日本選手団が帰国。個人戦でメダルを獲得した選手たちが囲み取材に応じた。ここでは、混合ダブルスで銀メダルを手にした渡辺勇大/東野有紗のコメントを紹介する。
――個人戦で銀メダルを獲得した結果を振り返って
渡辺 (2018年の)前回大会は、メダルが取れなくて悔しい思いをしました。その思いがある中で、銀メダルを獲得できたのは素直にうれしいです。ただ、もう一つ上があるというのを改めて実感した大会でもあります。また、ひたむきに頑張るだけかなと思います。
東野 銀メダルはうれしいですが、私ももう一個上があるというのを感じました。でも、今大会はいろんな経験ができたという意味で、いい大会だったかなと思います。
――中国戦など、アウェーの中で決勝に進めたことをどう評価するか
渡辺 アウェーをあまり気にするタイプではないので、いつも通りのプレーができたと思います。いいプレーには中国の皆さんも温かい声援を送ってくれたので、そういった意味ではやりやすい環境だったと思います。
――混合ダブルスの歴史を塗り替えた
東野 東京オリンピックで銅メダルを取れて、その銅から一個上に進展したのはうれしいです。歴史を塗り替えることができてよかったですけど、やっぱり金メダルを取りたい気持ちは大きいので、悔しいなって思います。
――大きな大会でメダルを獲得できた価値や喜びについて
渡辺 4年に一回の大会で、前回のジャカルタ大会でいい結果を残せなかった。再挑戦でメダルが取れたということには、意味があると思います。
東野 アジア版オリンピックと言われている大会で、東京オリンピックの金メダルを獲得した選手(黄東萍/ファン・ドンピン)に、準決勝で勝つことができた。ステップアップできたことは大きいと思いますし、価値がある大会だったと思います。
――あらためて、五輪レースに向けて
東野 しっかりコンディションを整えて、一大会一大会を戦い抜ける体づくりをしていけたらなと思います。
渡辺 オリンピックレースも中盤ですが、いい状態で臨めている大会が多い。これからも自分たちのモチベーションや体調を崩さないように、一年戦い抜けるように注意してやっていきたいです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部