【アジア大会2023】「パワー勝負にうまく付き合わないようにやっていた」(常山幹太)<初日・選手コメント-3>

9月28日にアジアの頂点を極める杭州アジア大会(中国)が開幕した。開催期間の前半に団体戦、後半に個人戦が行なわれる大会の初日は、男女の各団体戦を実施。トーナメント方式で行なわれる団体戦の1回戦に登場した日本男子は、シンガポールと対戦。日本が3-0で勝利し、ベスト8進出を決めた。ここでは、試合に出場した選手たちのコメントを紹介する。

常山幹太

男子シングルス:第2シングルスの常山がテー・ジャヘン・ジェイソンに2-0で勝利

――相手選手には強打があったが、打たせながらのラリーだった

向こうも前半に比べてスマッシュの回数が落ちていた。決められてしまう場面もありましたが、何回か取ったのが大事。1回取るか、取らないかで、相手の体力を削っていかないと。“後半に勝負する”となったときに効いてくる。パワー勝負をしたら向こうの方が本当に強かったので、うまく(全部は)付き合わないようにやっていました。

――第2ゲームの25点目は、相手のプッシュをカウンターレシーブ

ラリーが続いて羽根が開いてきた。後ろまで飛ばないので前に落とすしかなくて、相手に突っ込まれてヤバイと思いましたが(自分が打った球が)あまりネットから浮いていなかった。浮いていたらストレートに抜かれたと思いますけど、クロスしかないだろうと1点張りをしました。

――大事な初戦を勝つことができた

団体戦は、個人戦と違って自分の勝ち負けで、チームの勝ち負けが決まる。もし負けるゲームだったとしても、次に試合をする人に、あいつ頑張った、気持ちがあったと思ってもらうことでバトンタッチをするもの。簡単には負けられない。それは、ほかの国の選手も同じで、簡単には勝たせてくれない。しぶとく、焦らずに自分のプレーをやっていければ、次の人も安心させられると思うので、気を抜かずにやっていきたいです。

――前日まで相手チームが決まらず、オーダーも直前。準備は?

別に何も考えないですよ。そんなことを考えていたら眠れなくなってしまうと思います。いつも通りにいかないと。

取材・構成/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2023/09/29
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