9月8日に開催されたBWFワールドツアー・中国オープン(常州/Super1000)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は上位進出に向けて海外のライバルたちと戦った。
女子ダブルスは2ペアが準決勝に進出した。志田千陽/松山奈未と松本麻佑/永原和可那の日本ペア対決は、志田/松山に軍配。第1ゲーム中盤から点差を広げた志田/松山がそのまま21-14で制すと、第2ゲームも志田/松山が21-16で振り切り勝利を手にした。地元中国ペアとの対戦となった櫻本絢子(上写真・左)/宮浦玲奈は、第1ゲームを20-22で落としたが、その後に逆転。75分の接戦を制してベスト4入りを決めている。福島由紀/廣田彩花は、陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)に0-2のストレートで敗れて上位進出はならなかった。
男子ダブルスは保木卓朗/小林優吾(上写真・左)が世界選手権銀メダルのアストルップ/ラスムセン(デンマーク)に2-0で勝利。山口茜もデンマークのリーネ・フォウマーク・カエスフェルトを15本、13本に抑えて準決勝に勝ち進んだ。
一方、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、フランスのジケル/デリュウィ(フランス)に第1ゲーム20-22で失うと、第2ゲームも14本に終わり準々決勝敗退。男子シングルスの奈良岡功大、常山幹太もそれぞれ中国選手に敗れてベスト4入りはならなかった。
8日の結果、9日(準決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(9月8日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−17、23−21〕0●ロー・ケンイゥ(シンガポール)51分
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔21−12、21−17〕0●シェサ・ヒレン・ルスタビト(インドネシア)36分
石宇奇(中国)②〔18−21、21−9、22−20〕1●奈良岡功大85分
陸光祖(中国)②〔14−21、21−18、21−8〕1●常山幹太67分
▼準決勝(9月9日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク) ― ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
石宇奇(中国) ― 陸光祖(中国)
【女子シングルス】
▼準々決勝(9月8日)
アン・セヨン(韓国)②〔15−21、21−15、21−17〕1●韓悦(中国)63分
戴資穎(台湾)②〔21−17、10−21、21−19〕1●キャロリーナ・マリーン(スペイン)68分
陳雨菲(中国)②〔21−18、21−11〕0●何冰嬌(中国)
山口茜②〔21−15、21−13〕0●リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)33分
▼準決勝(9月9日)
アン・セヨン(韓国) − 戴資穎(台湾)
山口茜 – 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
▼準々決勝(9月8日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−12、21−17〕0●アストルップ/ラスムセン(デンマーク)40分
王昶/梁偉鏗(中国)②〔21−18、21−19〕0●劉雨辰/欧烜屹(中国)39分
A・チア/ソーWY(マレーシア)②〔19−21、21−19、21−11〕1●テオEY/オンYS(マレーシア)62分
徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)②〔21−15、21−17〕0●マウラナ/フィクリ(インドネシア)39分
▼準決勝(9月9日)
保木卓朗/小林優吾 − 王昶/梁偉鏗(中国)
A・チア/ソーWY(マレーシア) − 徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)
【女子ダブルス】
▼準々決勝(9月8日)
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−18、21−11〕0●福島由紀/廣田彩花45分
志田千陽/松山奈未②〔21−14、21−16〕0●松本麻佑/永原和可那45分
李紹希/ペク・ハナ(韓国)②〔21−15、18−21、21−10〕1●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)75分
櫻本絢子/宮浦玲奈②〔20−22、21−18、21−16〕1●譚寧/劉聖書(中国)75分
▼準決勝(9月9日)
陳清晨/賈一凡(中国) − 志田千陽/松山奈未
櫻本絢子/宮浦玲奈 – 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(9月8日)
徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔17−21、21−13、21−17〕1●鄭思維/黄雅瓊(中国)62分
タンKM/ライPJ(マレーシア)②〔21−18、21−19〕0●デチャポル/サプシリー(タイ)41分
チェンTJ/トーEW(マレーシア)②〔21−15、13−21、21−16〕1●葉宏蔚/李佳馨(台湾)55分
ジケル/デリュウィ(フランス)②〔22−20、21−14〕0●渡辺勇大/東野有紗44分
▼準決勝(9月9日)
徐承宰/蔡侑玎(韓国) − タンKM/ライPJ(マレーシア)
チェンTJ/トーEW(マレーシア) − ジケル/デリュウィ(フランス)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO