8月21日にBWF世界選手権2023(デンマーク・コペンハーゲン)が開幕。大会初日は各種目の1回戦が行なわれた。ここでは、1回戦を戦った日本代表選手の試合後のコメントを紹介する。
金子祐樹(右)/松友美佐紀
混合ダブルス:1回戦はフェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)に0-2で敗戦
――長身ペアに対して、どのようなプランで挑んだか
松友 まずは自分たちのプレーをしっかり出すこと。やっぱり高さがあるのと、男子選手はインドネシア特有の速いタッチもある。まずは相手に気持ちよくプレーさせないようにとは思っていました。自分たちが攻めよう、仕掛けようとしましたが、なかなかうまくいかず、相手のペースだったと思います。
――金子選手は、スマッシュ後に左右に振られて連続攻撃ができない場面が多かった
金子 いい体勢で打てる場面が少なく、ちょっと苦しまぎれに打ってしまう場面が多かったかなと思います。
――苦しい戦いがしばらく続いている。ペアの方向性にブレなどは出ていないか
松友 自分たちで乗り越えていくしかない。もちろん(勝てない状況は)悔しいです。でも、次に向かって2人でやっていくしかないので、しっかり頑張りたいです。
金子 本当に今、苦しい試合が続いてます。 1カ月くらいしっかり練習してから挑みたいというのが本心ですが、試合は続くので、限られた時間の中でどうにか今を乗り越えられるように頑張りたいです。
――世界選手権は特別に思っていたところはあったか?
松友 常に同じような気持ちで臨んでいます。世界選手権だから、ということはないです。自分たちのプレー自体はよくなっている部分がたくさんあると思います。その中で、なかなか難しい状況が続いていますが……。女子ダブルスの時も最初はなかなか抜け出せない時期があったので、どこかで1個(勝利と手応えを)つかめればいけると思っています。そんなに簡単ではないことは、最初からわかっています。2人で諦めずにやっていくしかない。頑張ります。
――今後、プレー面ではどのようにしていきたいか
金子 試合の中で苦しい展開は絶対にある。その中で、今は1回攻められると、そのまま決めきられることが続いている。五分五分の展開から、自分たちが少し苦しい展開になった時、いかにそこをしのいで、自分たちの攻める形に持っていけるか。そこが、今、うまくいっていないのかなと思う。レシーブや球回しなどを、苦しい展開から切り替えるとか、自分たちのいい形にすることができていないので、そこを改善したいです。
取材・構成・写真/平野貴也