8月5日に開催されたBWFワールドツアー・オーストラリアOP(シドニー/Super500)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
決勝の切符を手にしたのは、混合ダブルスの緑川大輝(上写真・右)/齋藤夏と男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾。緑川/齋藤は、1回戦で日本の金子祐樹/松友美佐紀を破っている程星(チャン・シン)/陳芳卉(チェン・ファンフイ/中国)と対戦。第1ゲームは緑川/齋藤が6オールから12-6とリードを広げて主導権を握り、その後の追い上げを振り切って21-19で先制。第2ゲームはポイントの奪い合いが終盤まで続いたが、最後は緑川/齋藤が17-18から3連続ポイントを奪取。そのまま21-19で逃げ切った日本ペアが、2-0のストレート勝ちで決勝進出を決めた。緑川/齋藤は7月のカナダOP(S500)優勝に続く、今季2つ目のタイトル獲得に緒戦する。
前週のジャパンOP(S750)で準優勝を飾った保木(上写真・左)/小林は、台湾の盧敬堯(ルー・チンヤオ)/楊博涵(ヤン・ポーハン)と対戦。過去の対戦成績は3戦3勝で負けなしの相手に対し、保木/小林は第1ゲーム21-16で先制。第2ゲームも18本で振り切った日本ペアが、2大会連続となる決勝進出を決めた。
女子ダブルスは、準々決勝で日本ペア対決を制した福島由紀/廣田彩花と櫻本絢子/宮浦玲奈(上写真・左)が登場。福島/廣田はジャパンOP優勝の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)に0-2で敗戦。櫻本/宮浦は、世界ランク22位の中国ペアにファイナルゲームの接戦を演じたが、最後は14-21で敗れ決勝進出を逃した。
また、女子シングルスの大堀彩は、韓国の金ガウンに10本、11本で敗戦。決勝進出とはならなかったが、上位大会で久々にベスト4の成績を残した。
8月5日の準決勝の結果、6日の決勝戦の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(8月5日)
プラノイ・H.S.(インド)②〔21−18、21−12〕0●プリヤンシュ・ラジャワット(インド)43分
翁泓陽(中国)②〔21−19、13−21、21−13〕1●リー・ジジャ(マレーシア)81分
▼決勝(8月6日)
翁泓陽(中国) ― プラノイ・H.S.(インド)
【女子シングルス】
▼準決勝(8月5日)
金ガウン(韓国)②〔21−10、21−11〕0●大堀彩35分
ベイウェン・ツァン(アメリカ)◯〔21−17、8−3、キケン〕●ラチャノック・インタノン(タイ)25分
▼決勝(8月6日)
金ガウン(韓国) − ベイウェン・ツァン(アメリカ)
【男子ダブルス】
▼準決勝(8月5日)
徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)②〔21−16、21−6〕0●王齊麟/李洋(台湾)34分
保木卓朗/小林優吾②〔21−16、21−18〕0●盧敬堯/楊博涵(台湾)44分
【女子ダブルス】
▼準決勝(8月5日)
劉聖書 /譚寧(中国)②〔21−17、17−21、21−14〕1●櫻本絢子/宮浦玲奈73分
金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−11、21−13〕0●福島由紀/廣田彩花47分
▼決勝(8月6日)
金昭英/孔熙容(韓国) − 劉聖書 /譚寧(中国)
【混合ダブルス】
▼準決勝(8月5日)
緑川大輝/齋藤夏②〔21−19、21−19〕0●程星/陳芳卉(中国)45分
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−14、26−28、21−14〕1●徐承宰/蔡侑玎(韓国)95分
▼決勝(8月6日)
緑川大輝/齋藤夏 – 馮彦哲/黄東萍(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO