7月25日に開催されたダイハツジャパンオープン(代々木第一体育館/Super750)初日は、各種目の1回戦が行なわれた。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。
奈良岡功大
男子シングルス:1回戦はカナダのブライアン・ヤンにファイナルゲーム19本で勝利!
疲れましたが、勝つことができてよかったです。相手のクオリティが高く、今日はよいショットがいっぱいあったので、なかなか点差が開きませんでした。ヘアピンもキレキレで、ロブもすごいうまかったです。シャトルが飛ばなかったので、途中で速いロブをやめて、後半はゆっくりのロブを使ったり、ロブを打たなかったりしました。
最後、勝ち切れたので、動きは悪くないと思います。(2ゲーム目は?)疲労で途中から全然集中できていなかったし、相手は調子を上げてきて手をつけられませんでした。ファイナルゲームで頑張ろうと思ったし、やるしかないなと思ったので、そこで(ギアを)上げていきました。
渡辺勇大/東野有紗
混合ダブルス:1回戦はジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)に2-0で勝利!
--初戦を振り返って
渡辺 悪くなかったと思います。大きな体育館で、羽根が落ちてこないとわかってはいたものの、(第1ゲームの)出だしは、感覚をつかめず劣勢になりました。でも、僕らのなかではしっかり割りきって、どうやって21点を2回取るかにフォーカスして試合をできたのがよかったです。
相手はアタック力があって、前衛でしっかり止めてくる。なかなかリズムをつかめませんでしたが、第1ゲームの前半が終わったくらいから、会場の雰囲気と感覚をつかめたと思います。
東野 私は出だしで、すごく緊張してしまって、足が動かなかったり、ミスが増えたりしましたが、その後、深呼吸をして、相手のタマを見てプレーできてよかったです。
--昨日の練習で痛めた左足首は?
渡辺 もちろん昨日、治療しました。
--オリンピックレースの意識について
渡辺 2回目なので、あまりないですね。何かの大会にフォーカスして勝てる実力はまだないし、どの大会でも優勝をめざして一戦一戦ひたむきに頑張るのが、僕らのスタイルです。
東野 勇大君と同じで、2回目なので、そんなに気負うことなく大会を楽しんでいけていると思います。
取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images