【ダイハツジャパンOP】日本選手は帰国当日に前日練習 「とりあえず明日まで頑張りたい」(奈良岡功大)

ジャパンOPの会場となる代々木第一体育館

バドミントンの国際大会『ダイハツジャパンオープン』が7月25日に開幕する。日本代表は、24日に遠征先の韓国から帰国。夕方から試合会場の代々木第一体育館で練習を行なった。追加で出場が発表された女子ダブルスの山北奈緒/須藤海妃(ふたば未来学園高校)以外の選手は、全員参加。全4面を2班に分かれて使用。合計約2時間、汗を流した。

前日練習を行なう男子シングルス陣。コート向こうが奈良岡功大、手前が桃田賢斗(左)、常山幹太
練習後、取材に対応した奈良岡

2日前に韓国オープンの準決勝を戦っていた男子シングルス奈良岡功大(FWDグループ)は、コンディションについて「すごい疲労も残っていて、体もきついんですけど、とりあえず明日まで頑張りたいと思います。明日勝ったら(2回戦が3日後なので)1日休めるので」と苦笑いを浮かべたが、日本で開催される貴重な機会だけに「2回目のジャパンオープンなので、自分らしいプレーができたらと思う。初めてやる体育館で分からないことが多く、(風も)飛んだり、飛ばなかったりしてやりづらいのですが、うまくコントロールしたいと思います」と意気込みを語った。

前日練習では、前半は、混合ダブルスと男子ダブルス。後半は、男女のシングルスと女子ダブルスと時間を分けてコートを使用。男子シングルスでは、繰り上げ出場が決まった渡邉航貴(BIPROGY)が、1回戦で対戦する桃田賢斗(NTT東日本)と対戦形式で羽根を打つ場面もあった。女子シングルスでは、五輪レース開幕後、インドネシアオープンでわずか4分のプレーに留まり、欠場が続いている奥原希望(太陽ホールディングス)も元気な姿を見せた。

女子ダブルス選手たちの練習風景
同じコートで練習を行なう山口茜(左)と奥原希望
練習後に取材に応じた山口

女子シングルスで3大会連続優勝をねらう山口茜(再春館製薬所)は「以前にも試合をしたことはあると思いますけど、あまり覚えていません。今日の段階では、風はつかみきれませんでした。試合と同じ空調かが分からないので何とも言えないですけど、今日は難しかった。(帰国したばかりで)疲労がないとは言えないですけど、そんなに悪くはないのかなと思っています。小さいなりに一生懸命攻撃するところを見てもらえたらと思います」と健闘を誓った。

そのほかの日本勢では、男子ダブルスで竹内義憲/松居圭一郎(日立情報通信エンジニアリング)が繰り上げで出場。女子シングルスの仁平菜月(ヨネックス)は欠場となった。女子ダブルスは上記の山北/須藤の繰り上げにより、8組が出場することになった。2024年パリ五輪の出場権を争う「五輪レース」の最中、日本勢が世界に挑む試合を見られる貴重な機会。25日から30日までの6日間、熱戦が期待される。

取材・文/平野貴也

投稿日:2023/07/24

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