5月24日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(クアラルンプール/S500)2日目は、各種目1回戦が行なわれた。初日に引き続き、多くの日本代表選手らが白星をつかみ2回戦に進出している。
女子ダブルスは志田千陽(上写真・右)/松山奈未、松本麻佑/永原和可那ともに1回戦を突破した。志田/松山はドイツペアとの第1ゲーム中盤こそ自分たちのミスでリズムを崩したが、後半以降はしっかり立て直して先制。第2ゲームもリードを守って白星を手にした。インドネシアの若手ペアと対戦した松本/永原も、相手の攻撃をさばきながら自分たちの得点につなげ、2-0のストレート勝利を収めている。女子ダブルスは、初日と合わせて出場した6 ペアすべてが2回戦に進出している。
混合ダブルスはスディルマン杯で大活躍を見せた山下恭平/篠谷菜留が、香港ペアを14本、12本で下して順当に2回戦へ。金子祐樹/松友美佐紀(上写真・右)もシンガポールペアに2-0で勝利を飾ったが、緑川大輝/齋藤夏は台湾ペアとのファイナル勝負に敗れて初戦敗退となった。
4選手が登場した男子シングルスは、スディルマン杯組の奈良岡功大、西本拳太が白星を奪取。奈良岡は台湾選手を2-0のストレートで、西本はマレーシアのン・ツェヨンとのファイナル勝負を制して2回戦に勝ち進んだ。常山幹太はタイのクンラビット・ビティサランと接戦を展開したものの0-2で敗戦。第2ゲームは15-20から1点差まで迫ったが、最後は相手に振り切られた。桃田賢斗は中国の翁泓陽(ウェン・ホンヤン)と対戦。第1ゲームを21-13で先制した桃田だったが、第2ゲームの激戦を21-23で落とすと、ファイナルゲームは先行する相手に逃げ切られ敗戦。2回戦進出を逃した。
女子シングルスはスディルマン杯でも活躍した山口茜(上写真)がインド選手を2-0で下して初戦突破。川上紗恵奈は台湾選手と1時間を超える熱戦を繰り広げたが、ファイナルゲーム後半に失速して敗戦。2回戦進出はならなかった。大堀彩は相手選手の棄権により2回戦へと駒を進めている。
24日の結果、25日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(5月24日)
常山幹太●0〔15−21、19−21〕②クンラビット・ビティサラン(タイ)59分
西本拳太②〔17−21、21−16、21−13〕1●ン・ツェヨン(マレーシア)83分
奈良岡功大②〔21−18、21−11〕0●李佳豪(台湾)54分
桃田賢斗●1〔21−13、21−23、16−21〕②翁泓阳(中国)94分
▼2回戦(5月25日)
西本拳太 − ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
奈良岡功大 − ラスムス・ゲンケ(デンマーク)
【女子シングルス】
▼1回戦(5月24日)
山口茜②〔21−17、21−12〕0●アカーシ・カシャップ(インド)34分
川上紗恵奈●1〔23−25、21−17、13−21〕②許玟琪(台湾)62分
大堀彩 ◯キケン● ラインラット・チャイワン(タイ)
▼2回戦(5月25日)
山口茜 – ミア・ブリックフェルト(デンマーク)
大堀彩 – プサルラ・V.シンドゥ(インド)
【男子ダブルス】
▼2回戦(5月25日)
古賀輝/齋藤太一 – 徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)
保木卓朗/小林優吾 – ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)
【女子ダブルス】
▼1回戦(5月24日)
志田千陽/松山奈未②〔21−19、21−12〕0●クースペルト/モスツェニスキ(ドイツ)41分
松本麻佑/永原和可那②〔21−17、21−18〕0●プスリタサリ/ローズ(インドネシア)42分
▼2回戦(5月25日)
志田千陽/松山奈未 – 李汶妹/劉玄炫(中国)
中西貴映/岩永鈴 – 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
松本麻佑/永原和可那 – トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)
櫻本絢子/宮浦玲奈 – タン/ティナー(マレーシア)
福島由紀/廣田彩花 – 申昇瓚/イ・ユリム(韓国)
加藤佑奈/廣上瑠依 – 鄭ナウン/金ヘジョン(韓国)
【混合ダブルス】
▼1回戦(5月24日)
山下恭平/篠谷菜留②〔21−14、21−12〕0●李晉熙/吳芷柔(香港)38分
緑川大輝/齋藤夏●1〔20−22、21−19、11−21〕②楊博軒/胡綾芳(台湾)58分
金子祐樹/松友美佐紀②〔21−18、21−16〕0●ヒーYK/タンWH(シンガポール)40分
▼2回戦(5月25日)
山下恭平/篠谷菜留 – 金ワンホ/鄭ナウン(韓国)
金子祐樹/松友美佐紀 – デチャポル/サプシリー(タイ)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO