4月28日に開催されたアジア選手権2023(UAE・ドバイ)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は4種目で準々決勝に進出し、アジアのライバルたちと上位進出をかけて争った。
女子ダブルスは、福島由紀(上写真・左)/廣田彩花、松本麻佑/永原和可那の2ペアが準々決勝に登場。福島/廣田は第1シードの陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)と激突すると、第1ゲームは序盤から激しい点の奪い合い。互いに譲らぬ勝負は22-20で福島/廣田が制すと、第2ゲームは中盤までの接戦から先に福島/廣田が抜け出して21-15で勝利。準決勝進出を決めた。韓国の若手ペアとの対戦となった松本/永原は、第1ゲームを18本で奪うと、第2ゲームは12オールから連続得点などで引き離して21-13。こちらもベスト4進出を飾った。
奈良岡功大、常山幹太(上写真)の2選手が準々決勝に進んだ男子シングルスは、常山がベスト4進出を決めた。インドのプラノイ・H.S.と対戦した常山は、第1ゲームを21-11で先制。第2ゲームも常山が13-9とリードしたが、相手が途中棄権したため常山が準決勝への切符をつかんでいる。奈良岡は中国の陸光祖(ルゥ・グァンズ)と対戦。第1ゲームこそ接戦を演じた奈良岡だったが、ここを19-21で落とすと、第2ゲームも9-21で奪われ準決勝進出を逃している。
男子ダブルスは保木卓朗/小林優吾(上写真・左)がインドネシアペアを2-0で退けて準々決勝を突破。女子シングルスの山口茜は、中国の王祉怡(ワン・ジーイ)とのファイナル勝負を制してベスト4入りを決めている。
28日の結果、29日の準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(4月28日)
ロー・ケンイゥ(シンガポール)②〔21−19、21−19〕0●李卓耀(香港)39分
陸光祖(中国)②〔21−19、21−9〕0●奈良岡功大47分
常山幹太○〔21−11、13−9、キケン〕●プラノイ・H.S.(インド)34分
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)②〔10−21、23−21、26−24〕1●李詩灃(中国)82分
▼準決勝(4月29日)
ロー・ケンイゥ(シンガポール)− 陸光祖(中国)
常山幹太 – アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
【女子シングルス】
▼準々決勝(4月28日)
山口茜②〔13−21、21−14、21−17〕1●王祉怡(中国)63分
戴資穎(台湾)②〔14−21、21−16、21−18〕1●何冰嬌(中国)64分
陳雨菲(中国)②〔21−10、19−21、21−13〕1●グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)59分
アン・セヨン(韓国)②〔18−21、21−5、21−9〕1●プサルラ・V.シンドゥ(インド)58分
▼準決勝(4月29日)
山口茜 – 戴資穎(台湾)
陳雨菲(中国) − アン・セヨン(韓国)
【男子ダブルス】
▼準々決勝(4月28日)
テオEY/オンYS(マレーシア)②〔22−20、21−15〕0●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)37分
保木卓朗/小林優吾②〔21−14、21−17〕0●マウラナ/フィクリ(インドネシア)35分
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−11、21−12〕0●セティアワン/アッサン(インドネシア)28分
王齊麟/李洋(台湾)②〔21−18、15−21、21−8〕1●王昶/梁偉鏗(中国)46分
▼準決勝(4月29日)
保木卓朗/小林優吾 – テオEY/オンYS(マレーシア)
シェティ/ランキレッディ(インド) − 王齊麟/李洋(台湾)
【女子ダブルス】
▼準々決勝(4月28日)
福島由紀/廣田彩花②〔22−20、21−15〕0●陳清晨/賈一凡(中国)55分
ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)②〔16−21、21−18、21−11〕1●クスマ/プラティウィ(インドネシア)69分
松本麻佑/永原和可那②〔21−18、21−13〕0●鄭ナウン/金ヘジョン(韓国)42分
李紹希/ペク・ハナ(韓国)②〔21−17、21−12〕0●ベンヤパ/ヌンタカン(タイ)41分
▼準決勝(4月29日)
福島由紀/廣田彩花 – ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)
松本麻佑/永原和可那 – 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(4月28日)
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−11、21−17〕0●ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)30分
ゴーSH/ライSJ(マレーシア)②〔21−17、15−21、21−19〕1●リバルディ/メンタリ(インドネシア)55分
フェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)②〔21−18、19−21、21−15〕1●カポール/レッディ(インド)65分
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−17、18−21、21−17〕1●張課琦/李芷蓁(台湾)55分
▼準決勝(4月29日)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − ゴーSH/ライSJ(マレーシア)
蒋振邦/魏雅欣(中国) − フェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO