日本バドミントン協会が更新する、4月の日本ランキングが発表されている。新年度を迎え、新たな所属先となった選手もチェックしながら、各種目の注目ポイントを紹介しよう。
【男子シングルス】
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奈良岡功大(FWDグループ/上写真)が、桃田賢斗(NTT東日本)を抜き、自身初の日本ランキング1位に。世界ランキングでも5位と日本勢トップを走っており、世界&日本ランキングで日本の1番手となった。ただし、日本ランキングでの差はわずか15ポイントとわずか。3位の西本拳太(ジェイテクト)、常山幹太(トナミ運輸)も続いている。
世界ランクでは桃田に次ぐ日本勢5番手につける渡邉航貴(BIPROGY)が、11位から7位に浮上。それに伴い、8位以降の、小本翔太(日立情報通信エンジニアリング)、古賀穂(NTT東日本)、秦野陸、高橋洸士(いずれもトナミ運輸)が、先月より一つずつ順位を下げている。
【女子シングルス】
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世界ランク1位を守り続ける山口茜(再春館製薬所/上写真)が、日本ランキングでも1位に君臨。2位の奥原希望(太陽ホールディングス)に大きな差をつけている。3位以下は、3位=大堀彩(トナミ運輸)、4位=川上紗恵奈(北都銀行)、5位=髙橋明日香(ヨネックス)、6位=仁平菜月(ヨネックス)と、ふたば未来学園OGが4人並んでいる。
大阪国際チャレンジ(IC)で優勝した齋藤栞(ACT SAIKYO)が、1ランクアップして10位。柳井商工高から再春館製薬所に入った明地陽菜が20位にランクインした。明地の後輩で、3月の高校選抜女子シングルスで優勝した高校2年生の宮崎友花は、現在23位につけている。
【男子ダブルス】
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世界ランク4位の保木卓朗(上写真・手前)/小林優吾が、独走で1位をキープ。2位の竹内義憲/松居圭一郎(日立情報通信エンジニアリング)、3位の古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)を大きく引き離している。社会人1年目を迎えたインカレ王者の武井優太/遠藤彩斗(NTT東日本)は、5位につけている。
大阪国際チャレンジ優勝の山下恭平/緑川大輝(NTT東日本)が、1ランクアップの7位。混合ダブルスで世界ランク上位の二人が同じ所属チームとなり、じわじわと順位を上げている。
【女子ダブルス】
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世界ランク2位の志田千陽(上写真・左)/松山奈未(再春館製薬所)が1位をキープ。同6位の福島由紀/廣田彩花(丸杉)、同9位の松本麻佑/永原和可那(北都銀行)が追う展開は変わらない。
4位は世界ランクでも日本勢4番手につける中西貴映/岩永鈴(BIPROGY)、5位は世界ランク急上昇中の櫻本絢子/宮浦玲奈(ヨネックス)。2ペアの差は、わずか47.5だ。
【混合ダブルス】
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世界ランク2位の渡辺勇大(上写真・右)/東野有紗(BIPROGY)が、大差をつけて1位をキープ。2位以降は、山下恭平/篠谷菜留(NTT東日本)、金子祐樹/松友美佐紀(BIPROGY)、緑川大輝/齋藤夏(NTT東日本/ACT SAIKYO)と、世界ランク上位のペアが並ぶ。
全日本総合で結果を残し、B代表に選出された大学生ペアが、新年度を迎えて新たな所属先を得たことにも注目だ。9位の西大輝/佐藤灯(龍谷大/レゾナック)、12位の江藤佑太/神山歩美(東海興業/七十七銀行)。所属先が異なっても、緑川/齋藤のように世界で活躍できるペアに成長できるか。国内外の結果にも注視したい。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳、黒崎雅久、Getty Images