1月31日に開催された日本リーグ2015第9日は、宮城県仙台市、神奈川県平塚市、熊本県熊本市で行なわれた。ここでは熊本大会の試合結果を紹介しよう。
【熊本大会】
2日間開催となった熊本大会には4500人が来場。多くのファンが注目するなか、男子は優勝奪還をねらう日本ユニシスがJR北海道を退けて5連勝を飾った。
第1ダブルスは不動のエース・早川賢一/遠藤大由が12本12本で快勝すると、シングルスはリーグ4連勝中の坂井一将に代わって高卒2年目の小野寺裕介が出場。リーグ初出場となった小野寺が、15本14本で白星を挙げてチームの連勝に貢献した。
女子は地元の再春館製薬所が、NTT東日本との接戦を制して4勝目を手にした。
優勝に向けて互いに負けられない勝負は、第1ダブルスで再春館製薬所の福島由紀/廣田彩花が2−0のストレートで勝利。しかし、シングルスは今季好調のNTT東日本・大堀彩が、峰歩美を16本15本に抑えて逆転勝利に望みをつなげる。
第2ダブルスは地元の声援を背に福万尚子/與猶くるみが奮起。第1ゲームこそ新玉美郷/渡邉あかねに19本とねばられたが、第2ゲームはペースを掌握して14本で勝利。ライバルを退けた再春館製薬所が、地元で2連勝を飾り優勝に向けて勢いをつけた。
女子のもう1試合は、今年リーグ初参戦のACT SAIKYOが広島ガスを下し、貴重な2勝目を挙げた。
ACT SAIKYOは第1ダブルスの米元陽花/今井優歩が、試合巧者・小池温子/桜井みどりを2—0のストレートで打ち破り、チームに勢いをもたらす。すると、高校生の内定選手・齋藤栞(埼玉栄3年)も広ガスの井上静華をファイナル勝負で退け、ACT SAIKYOが白星をつかみとった。なお、第2ダブルスの北吉穂香/今野あゆみも勝利を挙げ、ACT SAIKYOは3−0で快勝している。
会場/熊本県立総合体育館
▼男子
日本ユニシス[5勝0敗] 3−0 JR北海道[2勝3敗]
早川賢一/遠藤大由②〔21−12、21−12〕0●岡村和輝/榊大史
小野寺裕介②〔21−15、21−14〕0●塚本光希
金子祐樹/井上拓斗②〔21−14、21−11〕0●牧野公亮/渡部大
▼女子
再春館製薬所[4勝0敗] 2−1 NTT東日本[3勝2敗]
福島由紀/廣田彩花②〔21−19、21−15〕0●川島里羅/尾﨑沙織
峰歩美●0〔16−21、15−21〕②大堀彩
福万尚子/與猶くるみ②〔21−19、21−14〕0●新玉美郷/渡邉あかね
ACT SAIKYO[2勝4敗] 3−0 広島ガス[0勝6敗]
米元陽花/今井優歩②〔21−15、21−19〕0●小池温子/桜井みどり
齋藤栞②〔12−21、21−18、21−8〕1●井上静華
北吉穂香/今野あゆみ②〔21−17、21−11〕0●奥井智菜美/平井亜紀