3月10日に開催されたBWFワールドツアー・ドイツOP（ミュールハイム・アン・デア・ルール／Super300）4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本代表は5種目すべて準決勝へと勝ち進んでいる。
男子シングルスは桃田賢斗と西本拳太が準々決勝で激突。国際大会では久々の2連勝で勢いに乗る桃田と、2回戦でシンガポールのエースを下した西本の勝負は、1ゲームずつを奪い合いファイナルゲームに突入する。どちらも譲らぬ戦いは、最後まで西本を前後に揺さぶり、ねばり強く戦った桃田に軍配が上がった。
混合ダブルスは緑川大輝／齋藤夏、山下恭平／篠谷菜留の2ペアが準決勝に進出した。緑川／齋藤は、世界ランク5位のジケル／デリュウィ（フランス）に2-0で勝利。山下／篠谷は香港ペアに14本、13本で快勝している。
女子ダブルスは志田千陽／松山奈未と福島由紀／廣田彩花の日本人対決となり、勝利をつかんだのは志田／松山。第1ゲームは堅いディフェンスの福島／廣田と一進一退の攻防をくり広げ、27-25で志田／松山が先制。第2ゲームは、前半に抜け出した志田／松山がそのままリードを守り、21-15で勝利をつかんだ。
女子シングルスは、山口茜が中国の王祉怡（ワン・ジーイ）の挑戦をファイナルゲームの末にはねのけて準決勝へ。男子ダブルスは、古賀輝／齋藤太一がデンマークペアを破ってベスト4に進んだものの、保木卓朗／小林優吾位は台湾ペアに屈して準々決勝止まりとなった。
3月10日の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝（3月10日）
桃田賢斗②〔15−21、21−17、21−12〕１●西本拳太74分
李卓耀（香港）②〔23−21、21−14〕０●李佳豪（台湾）43分
伍家朗（香港）②〔17−21、8−6、キケン〕０●陸光祖（中国）32分
李詩灃（中国）②〔21−7、22−20〕０●林俊易（台湾）47分
▼準決勝（3月11日）
李卓耀（香港） − 伍家朗（香港）
桃田賢斗 – 李詩灃（中国）
【女子シングルス】
▼準々決勝（3月10日）
山口茜②〔21−18、16−21、21−14〕１●王祉怡（中国）59分
陳雨菲（中国）②〔21−15、21−18〕０●ポンパウィ・チョチュウォン（タイ）44分
何冰嬌（中国）②〔21−17、21−13〕０●許玟琪（台湾）35分
アン・セヨン（韓国）②〔21−18、21−16〕０●金ガウン（韓国）37分
▼準決勝（3月11日）
山口茜 – 陳雨菲（中国）
何冰嬌（中国） − アン・セヨン（韓国）
【男子ダブルス】
▼準々決勝（3月10日）
李哲輝／楊博軒（台湾）②〔21−15、21−19〕０●保木卓朗／小林優吾33分
古賀輝／齋藤太一②〔21−9、21−18〕０●ベイ／モーヘッド（デンマーク）34分
徐承宰／カン・ミンヒュク（韓国）②〔21−17、21−19〕０●王齊麟／張課琦（台湾）42分
催率圭／金ワンホ（韓国）②〔24−22、21−17〕０●アストルップ／ラスムセン（デンマーク）50分
▼準決勝（3月11日）
古賀輝／齋藤太一 – 催率圭／金ワンホ（韓国）
徐承宰／カン・ミンヒュク（韓国） − 李哲輝／楊博軒（台湾）
【女子ダブルス】
▼準々決勝（3月10日）
志田千陽／松山奈未②〔27−25、21−15〕０●福島由紀／廣田彩花51分
タン／ティナー（マレーシア）②〔21−17、18−21、21−11〕１●松本麻佑／永原和可那
金昭英／孔熙容（韓国）②〔18−21、21−15、21−13〕１●G・ストエワ／S・ストエワ（ブルガリア）67分
李紹希／ベク・ハナ（韓国）②〔21−11、18−21、23−21〕１●鄭ナウン／金ヘジョン（韓国）111分
▼準決勝（3月11日）
志田千陽／松山奈未 – タン／ティナー（マレーシア）
金昭英／孔熙容（韓国） − 李紹希／ベク・ハナ（韓国）
【混合ダブルス】
▼準々決勝（3月10日）
山下恭平／篠谷菜留②〔21−14、21−13〕０●李晉熙／吳芷柔（香港） 45分
緑川大輝／齋藤夏②〔21−16、21−13〕０●ジケル／デリュウィ（フランス）42分
馮彦哲／黄東萍（中国）②〔21−7、21−14〕０●楊博涵／胡綾芳（台湾）29分
金ワンホ／鄭ナウン（韓国）②〔22−20、21−14〕０●チェンTJ／トーEW（マレーシア）41分
▼準決勝（3月11日）
山下恭平／篠谷菜留 − 金ワンホ／鄭ナウン（韓国）
緑川大輝／齋藤夏 − 馮彦哲／黄東萍（中国）
文／バドミントン・マガジン編集部
