「私が崩れても山下がなんとか我慢してくれた」(篠谷菜留) 全日本総合バドミントン2022 29日・準決勝/選手コメント6

日本一を決める「76回全日本総合選手権」が、12月25日に開幕。東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、12月30日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会5日目の29日は、各種目準決勝を実施。ここでは、注目選手のコメントを紹介する。

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混合ダブルス
山下恭平/篠谷菜留
(NTT東日本)

準決勝:緑川大輝/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)に2-0で勝利

篠谷「緑川選手はスピードもあって動けるので、女子勝負でしっかり展開をつくって、私たちの攻めの形を増やせるように、と試合に入りました。でも、それを考えすぎて硬くなってしまいました。ただ、私が崩れても山下がなんとか我慢してくれて、決めるところも決めてくれた。私も変わらないと、と思って信じて前で勝負できたので、本当に山下のおかげです。私は決勝の舞台に立ったことはあっても勝てたことはないので、明日は楽しみです」

山下「緑川/齋藤はすごく実力があるペアで、最初から我慢していけたのが勝ちにつながったかなと思います。1ゲーム目は取りたい気持ちから硬くなって、コートを大きく使えていなかったのですが、1ゲーム目を取ったことで余裕が出てきて、(2ゲーム目は)広く使えたことがよかったのかなと思います。明日は自分たちの持ち味であるねばりが出せるように、頑張っていきたいです」

※山下は男子ダブルスの準備のため写真は篠谷のみ

緑川大輝/齋藤夏
(早稲田大/ACT SAIKYO)

緑川「1ゲームの中盤、けっこう形がよかったのですが、自分がまわりを見えていなくて篠谷さんが前にいるのにドロップを打って、点を取られて流れが変わりました。あそこがターニングポイントだったと思います。相手はレシーブがよく、アタックしても返ってくるので、ガマンして相手がミスするまでつなぐ意識でやろうと言っていましたが、自分たちが先にミスをしてしまいました。昨年はA代表がいない中で優勝し、今年はA代表と戦って勝ちたいという気持ちでしたが、力及ばず3位という結果。これから2人で話し合いつつ、これを糧に成長していけたらと思います」

齋藤「自分は、1ゲーム目はよかったんですけど、第2ゲームで焦って単純なミスばかりして相手に点を与えてしまいました。自分たちのサービスまわりから、いいところを出せずに終わってしまったかなと思います。今年はA代表がいる中で、ここを勝っていかないと世界でも勝てないので、食っていければよかったんですけど……。悔しいのでもう1回また頑張りたいと思います。(足りないと感じる部分は)レシーブ力。ほかのペアと比べると、簡単に決められることが多いので、そこを直していきたいと思います」

取材・構成/吉井信行、江國晴子

写真/菅原淳

投稿日:2022/12/29

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