日本一を決める「第76回全日本総合選手権」が、12月25日に開幕。東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、12月30日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会3日目の27日は、各種目2回戦を実施。ここでは、注目選手のコメントを紹介する。

竹内宏気（右）＆小川桂汰（丸杉）

2回戦結果：岡村洋輝／小野寺雅之（BIPROGY）に2-1で勝利

竹内「競り合いをものにできて、よかったというか、ホッとしたというか。プレッシャーもかかっていたので。明日、もう1試合あるので頑張ろうと思います。相手はB代表に入っていますし、向かっていく気持ちでコートに入れましたが、最後、競り合いになるとプレッシャーがかかってミスが出ました。1ゲーム目は力が入り過ぎてラケットを振るばかりになっていたのですが、2ゲーム目からは前に落としたりして、相手の足を使わせるショットを打てたことがよかったかなと思っています。次戦は、高校のときのパートナーの竹内義憲選手と対戦する可能性があるので、面白い試合ができるように頑張りたいです」

 小川「今日の試合は2人もそうだし、コーチ陣もみんなで戦えた試合。感謝しかありません。ありがとうございます。僕は、コーチ、スタッフ、竹内先輩に言われたことをやるだけ。自分で考えるのは苦手なので（笑）。一生懸命にやるだけでした。相手はスピードが速いので、準備が遅れたら間に合わない。そこだけ気をつけて一球でも多く返して、僕はそれで相手にプレッシャーをかけようと思っていました。（声出しを注意されたあとは、無言で跳ねていたが、と問われ）ちょっと、出ちゃいますね（笑）。次は、ベスト4をめざします」

山下恭平＆緑川大輝（NTT東日本／早稲田大）

2回戦結果：武井優太／遠藤彩斗（明治大）に2-0で勝利

山下「今日が山場だったので、出だしから自分たちの展開でできてよかったと思います。僕らは二人ともミックス（ダブルス）をやっているので、カバー力はあるかなと。武井／遠藤はノーロブスタイルなので、そこに付き合わないようにということを考えてプレーしていました」

緑川「同じ大学生で、来年同じチームに入るんですが、インカレでもペアは違うのですが負けていたので、今日は負けられない気持ちがありました。出だしから好調に行けて、よかったです。

明日対戦する古賀／齋藤ペアは、普段から練習をしているので、相手の得意な展開をわかっている。相手のいいところを出させないように、自分たちの優位な展開をつくれるように二人でまた話し合っていきたいです。

自分たちはミックスダブルスを本職としてやっていますけど、チームのエースダブルスになっていきたいですし、男子ダブルスでも日本代表として活躍したい気持ちもあるので、結果を少しずつ出していけたらと思います」

取材・文／平野貴也、バドミントン・マガジン編集部

写真／バドミントン・マガジン編集部