11月27日にバドミントンS/Jリーグ2022が北海道札幌市、新潟県新潟市、長崎県大村市の3会場で開催された。男子はSブロック2試合、Jブロック1試合を実施。新潟会場の試合を中心にダイジェストでお伝えする。
【男子ダイジェスト】
Sブロックは、開幕戦1試合のみの消化だった日立情報通信エンジニアリングと金沢学院クラブが激突。ともに1勝を手にしている同士の対決は、第1ダブルスを先制したのが日立情報通信E。日本A代表の竹内義憲(上写真・左)/松居圭一郎が、金沢学院クラブの荒井大輝/日光凌を16本、19本のストレートで抑え、シングルスにつなげる。
ポイントとなったシングルスは、日立情報通信Eの小本翔太に対して、金沢学院クラブはエースの坂井一将で勝負。この対決をモノにしたのは小本。1-1のファイナルゲームにもつれた接戦を、最後は23-21で勝利。日立情報通信Eが単複で2勝し、チームの勝利を確定させた。
続く第2ダブルスも、日立情報通信Eの霜上雄一/野村拓海が2-0のストレート勝ち。星を一つも落とさなかった日立情報通信Eが3-0で金沢学院クラブを制し、今季2勝目を手にした。
同じSブロックでは、三菱自動車京都と今季のS/Jリーグ昇格組である豊田通商が対戦。第1ダブルスは豊田通商が先制したものの、続くシングルスを三菱自動車京都の常山明良が取り返すと、第2ダブルスも三菱自動車京都の林谷理貴/疋田聖也が制して逆転勝ちに成功。三菱自動車京都が今季最初の白星をつかんだ。
Jブロックは、今季からS/Jリーグ初参戦を果たし、すでにブロックで1勝をつかんでいるコンサドーレが、地元札幌で東海興業と対戦。第1ダブルスをコンサドーレの本田大樹/山澤直貴が制すと、続くシングルスも齊藤大樹が2-1の逆転勝利を飾り、コンサドーレが早くも2つ目の白星を獲得。ブロックの成績を2勝2敗のタイに戻した。逆に敗れた東海興業は4連敗。苦しい状況が続く。
▼Sブロック
日立情報通信エンジニアリング(2勝)3−0 金沢学院クラブ(1勝1敗)
竹内義憲/松居圭一郎②〔21−16、21−19〕0●荒井大輝/日光凌
小本翔太②〔21−14、16−21、23−21〕1●坂井一将
霜上雄一/野村拓海②〔21−14、21−12〕0●西方優馬/伊藤吏永
会場/新潟市東総合スポーツセンター
三菱自動車京都(1勝1敗)2−1 豊田通商(3敗)
西谷春樹/外川賢輝●0〔17−21、12−21〕②北里元輝/吉村徳仁
常山明良②〔16−21、21−11、21−11〕1●川原聡麿
林谷理貴/疋田聖也②〔21−18、16−21、21−10〕1●三宅将平/滝口友士
会場/シーハットおおむら
▼Jブロック
コンサドーレ(2勝2敗)3−0 東海興業(4敗)
本田大樹/山澤直貴②〔21−14、21−17〕0●森田浩平/寺島颯大
齊藤大樹②〔17−21、21−10、21−18〕1●松本アキラ
大越泉/三浦將誓1○〔21−14、8−21、4−1、キケン〕1●大滝聖矢/長峰善
会場/北ガスアリーナ札幌46
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/井出秀人