11月15日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。2021年全英OP(Super1000)やスイスOP(S300)などのポイントの精算が行なわれ、日本勢にも順位変動があった。
【男子シングルス】
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ビクター・アクセルセン(デンマーク/上写真)が12万ポイント超えで1位を独走。12万ポイントを超えている選手・ペアは5種目中アクセルセンだけ。2位のリー・ジジャ(マレーシア)、3位のロー・ケンイゥ(シンガポール)、4位の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)が8万ポイント台で続く。
これまで上位をキープしていたアンダース・アントンセン(デンマーク)が、3ランクダウンの8位に後退。ジョナタン・クリスティ、アンソニー・S・ギンティンとインドネシアの二人が5、6位で並ぶ。
日本勢1番手の桃田賢斗は6万ポイント台まで減らし、1ランクダウンの10位に後退。タイの新鋭、クンラビット・ビティサランにわずかながら抜かれた。日本勢2番手の常山幹太は14位をキープ。桃田と常山のポイント差は1万未満となった。続く奈良岡功大(15位)、西本拳太(20位)は順位変わらず。1ランクダウンの渡邉航貴(50位)を挟み、5ランクアップの秦野陸(81位)、9ランクアップの古賀穂(101位)、7ランクアップの田中湧士(107位)と海外遠征で奮闘する若手が続く。
【女子シングルス】
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山口茜(上写真)が11万ポイント超えで1位をキープ。10万ポイント超えのアン・セヨン(韓国)が2位。3位の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)、4位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)までは順位変わらず、9万ポイント台で山口、アンを追う展開だ。なお、中国勢は3位の陳雨菲のほか、5位の何冰嬌(へ・ビンジャオ)、8位の王祉怡(ワン・ジーイ)とベスト10に3人。さらに、韓悦(ハン・ユェ)も12位に位置しており、女子シングルスの一大勢力となっている。
日本勢2番手は13位の髙橋沙也加。奥原希望は2ランクダウンの14位で3番手となった。続く4番手争いは、1ランクダウンの大堀彩(30位)と、1ランクアップの川上紗恵奈(31位)が並ぶ形に。二人のポイント差はわずか154だ。郡司莉子は5ランクアップの50位、仁平菜月は8ランクアップの60位と順位を上げ、63位のままの髙橋明日香が8番手に後退した。また、水井ひらりが10ランクアップの76位と、今週は大きく順位を上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO