10月30日に開催されたBWF世界ジュニア2022(スペイン・サンタンデール)個人戦最終日は、各種目決勝が行なわれた。
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個人戦
初日・2日目結果
日本勢は女子シングルスの宮崎友花(上写真)が決勝に進出。同種目では、2019年に金メダルを獲得した郡司莉子(現・再春館製薬所)に続く日本選手連覇に向けて、強敵の中国選手と対決した。
試合は、第1ゲームを宮崎が21-14で先制。カットやクリアーで前後に揺さぶりながら主導権を握り、5連続ポイントなどで引き離して王手をかける。しかし、続く第2ゲームは、20オールから中国選手が2連取。勝負の行方はファイナルゲームに持ち越された。
負けられない戦いとなった最終ゲームは、どちらも気迫のこもったプレーを展開。序盤からスコアは拮抗したが、先に抜きけだしたのは宮崎。8-11の状況から7連続ポイントで逆転に成功。その後も追走する中国選手を抑えた宮崎は、21-17で勝利をつかみ、世界ジュニア初優勝。女子シングルスでは、日本勢が2大会連続の金メダルを獲得した。
決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
Kuo Kuan Lin(台湾)②〔21−14、22−20〕0●S.Sankar Muthusamy Subramanian(インド)
【女子シングルス】
宮崎友花②〔21−14、20−22、21−17〕1●YUAN An Qi(中国)81分
【男子ダブルス】
Xu Hua Yu/Zhu Yi Jun(中国)②〔21−18、14−21、22−20〕1●Muh Putra Erwiansyah/Patra Harapan Rindorindo(インドネシア)
【女子ダブルス】
Liu Sheng Shu/Wang Ting Ge(中国)②〔21−14、21−16〕0●Meilysa Trias Puspita Sari/Rachel Allessya Rose(インドネシア)
【混合ダブルス】
櫻井煌介(瓊浦③)井上誠也、大垣空也、川邊悠陽(埼玉栄③)岩野滉也、齋藤駿、谷岡大后(ふたば未来学園③③②)大田隼也(高岡第一③)菅原海斗(浪岡②)
【女子】
石川心菜(青森山田③)吉川天乃(倉敷中央③)室屋奏乃(九州国際大付③)木山琉聖(四天王寺③)明地陽菜(柳井商工③)清瀬璃子(青森山田②)遠藤美羽(作新学院②)山北奈緒(ふたば未来学園②)田口真彩(柳井商工②)宮崎友花(柳井商工①)
【団長】毛利達彦(日本協会ジュニア強化部長)
【監督】大堀均(日本協会ジュニア強化部コーチ)
【コーチ】井田貴子、明神憲一、ハルモノ・ユウォノ、本多裕樹、垣岩令佳(日本協会ジュニア強化部)
【トレーナー】小嶋毅弘(山久)
【映像分析】小野恵李奈(JSCハイパフォーマンス・サポート事業)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO