桃田賢斗などアスリートのマネジメント事業を中心に活動する株式会社UDN SPORTSが、9月26日より“持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)”の達成に向けた活動として、新たなSDGsプロジェクト『地方からミライを』をスタートさせる。これは、契約アスリートたちの出身地や縁のある地元に対して何かをしたいというアスリートの想いを形にして、地方を活性化させ、日本を元気にするために設立されたプロジェクトだ。
同プロジェクトのスタートに先がけ、9月26日に、参加アスリートたちが登壇するトークセッションを開催。桃田は、陸上競技の橋岡優輝、フリークライマーの楢崎智亜、楢崎明智、サッカーの水沼宏太、女子7人制ラグビーの大竹風美子とともに出身地の魅力やSDGsに関連して自身の興味があることについて語り合った。
香川県出身の桃田は香川について「災害が少なく食べ物がおいしい。うどんが有名ですが、オリーブもあるし、ハマチもおいしい」と魅力を挙げ、自身が関心を寄せるSDGs(持続能な開発目標)として『すべての人に健康と福祉』を選んだ。「バドミントンは小さい子どもからお年寄りまで年齢関係なくできるスポーツ。シャトルとラケットさえあれば、室内でも屋外でもできる。自身でもそういう施設をつくるだとか、今ある体育館や公園で多くの人が参加できるような活動をできたら」と話した。
また、トークセッションの終盤には「普段はこうしたことを考えることが少ないので、いい機会になりました」と感想を口にし、「僕自身は香川出身ですが、中学・高校時代を福島県で過ごしたので、福島県へも恩返ししていきたい。イベントなどに参加してバドミントンの楽しさや面白さを伝えていきたい」と、競技普及への今後の展望を語った。
なお、SDGsプロジェクト『地方からミライを』は、株式会社「地方企業からミライを」が、これまでもUDN FOUNDATIONなどでSDGsに取り組んできた株式会社UDN SPORTSと提携し、プロジェクトを推進。このプロジェクトでは、「コロナによる影響から回復を目指す企業を応援したい」「日本全国の活性化に向け地方・中小企業を応援したい」「ミライをつくるスタートアップを応援したい」というテーマのもと、日本全国の企業の活性化に取り組んでいく。プロアスリートたちはプロジェクトのアンバサダーとして参画し、各アスリートの地元や関係が深い地域の企業に対して、月額費用で肖像利用を許可し、自社のブランディングや商品・サービスのPR、採用活動に活かしてもらう仕組みだという。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部