9月19日(月・祝)、千葉県の小学生強化指定練習会の会場を桃田賢斗がサプライズ訪問し、シャトルを打ち合うなどジュニア選手たちと交流した。
この日、桃田がサプライズで訪れたのは千葉県千葉市の千葉公園スポーツ施設体育館と千葉県野田市の関宿総合公園体育館。千葉公園スポーツ施設体育館では、同県の小学4年生以下の強化指定選手が練習。また、関宿総合体育館では小学5・6年生が練習を行なっており、桃田は両会場を訪れて、ジュニア選手たちと交流をもった。
午後に訪れた関宿総合公園体育館では、2時間ほどの滞在で、ジュニアたちとシャトルを打ち合っただけでなく、「全国で1位になる」といった目標をもったジュニアたちにプレー面の質問を投げかけられ、個別に適切なアドバイスを送った。
恥ずかしがりながらも自分から話しかけてアドバイスをもらった山本耀彦くん(6年生)は、「バックハンドが苦手なのでアドバイスをもらいました。焦らないで落ち着いて返したほうがいいと教えてもらったので、アドバイスを参考にしたいです。目標は次の関東大会優勝。桃田選手に“声を出して向かっていくしかないでしょ”と言ってもらったので、声を出して頑張ります」と話した。
また、練習ゲームで男子選手と打ち合った後藤那月さん(5年生)は、「桃田選手からは、クリアーのサイドアウトを減らすこと、クリアーを大きく使って相手を振ったほうがいいと言われました。あとは、男の子相手でも絶対負けないという気持ちでやることが大事だと言ってもらって、すごくうれしかったし、もっと頑張ろうと思いました」。桃田の具体的かつ気持ちのこもった助言は、ジュニア選手たちにとって貴重な宝物になったようだ。
全員で記念写真を撮影したあとは、ヨネックスと桃田によるサプライズプレゼントも。サイン入りTシャツとサイン入りラケットバッグをかけた熱いジャンケン大会で、大いに盛り上がった。
サプライズ訪問を終えた桃田賢斗のコメント
「今日交流したジュニア選手たちは、僕が小学生のときよりもバドミントンが上手ですし、可能性は無限にあると思います。もっともっと上をめざして頑張ってほしいなと思いました。
また今日、子どもたちの笑顔を見て、楽しむということがどれだけ大事かということを、僕自身が勉強させてもらいました。今日は、僕が激励するために会いにきたというよりも、学ばせてもらう部分が多かったです。明日からまた頑張っていきたいなというふうに思いましたし、これからもバドミントンを楽しむ子どもたちを増やせるように積極的にイベントなどに参加していければと思っています」
取材・文&写真/バドミントン・マガジン編集部