【ジャパンOP】復活をねらうマリーン、アントンセンらがベスト8入り!<3日目-海外注目結果>

9月1日に開催されたダイハツヨネックスジャパンオープン(丸善インテックアリーナ大阪/Super750)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。世界選手権から連続出場する選手らが奮闘する中、元気いっぱいの若手選手の台頭が目立っている今大会。ここでは、海外注目選手の結果をお伝えする。

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女子シングルスは上位候補が順当に勝ち上がった。世界選手権のセミファイナリストである戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)、陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)、アン・セヨン(韓国)らがベスト8入り。ヒザの大ケガからの復活をねらうキャロリーナ・マリーン(スペイン/上写真)も、デンマークの若手有望株を下して準々決勝に進んでいる。

波乱が多かったのは男子ダブルス。世界選手権で銀メダルを手にしたセティアワン/アッサン(インドネシア)は、中国の王昶(ワン・チャン)/梁偉鏗(リャン・ウェイカン)に0-2で敗戦。中国期待の若手である王昶/梁偉鏗は「すごく興奮しています。前回は負けたので、勝ててうれしい」(梁偉鏗)、「会場が私たちに合っていた。シャトルも打ちやすかった」(王昶)と金星をよろこんだ。

また、インドネシアのギデオン(上写真・左)/スカムルヨも2回戦で敗退。勝利を飾ったのはベテランの金基正(キム・キジュン)/金沙朗(キム・サラン/韓国)。ファイナルゲームまで持ち味のアタックでプレッシャーをかけ続け、優勝候補を撃破した。「第2ゲームは、こちらのエンドからは風がなく、相手がすごく攻撃的にプレーをしてきた」とギデオン。スカムルヨは「ファイナルゲームは、攻め急いで、我慢ができなかったのが敗因」と振り返った。このほか、東京オリンピック金メダリストの王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン/台湾)、今年の全英王者、マウラナ/フィクリ(インドネシア)なども2回戦で姿を消した。

男子シングルスは、近況好調のプラノイ・H.S.(インド)やチコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)などが2回戦を突破。世界ランク上位のアンダース・アントンセン(デンマーク/上写真)は、奈良岡功大との激戦に勝利。「3ゲームともすごくタフだった。ストレートで勝てた試合だったと思うけど、奈良岡選手のレシーブがよく返ってきて、タフな試合になった。彼はよい選手。将来が楽しみ」と、日本のホープとの対戦を振り返っている。

9月1日の海外注目選手の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼2回戦(9月1日)

チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)②〔21−13、21−14〕0●ラスムス・ゲンケ(デンマーク)41分

プラノイ・H.S.(インド)②〔22−20、21−19〕0●ロー・ケンイゥ(シンガポール)―44分

周天成(台湾)②〔21−9、21−11〕0●陸光祖(中国)30分

クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔21−19、21−7〕0●クンラビット・ビティサラン(タイ)39分

▼準々決勝(9月2日)

石宇奇(中国) − カンタフォン・ワンチョレン(タイ)

周天成(台湾) − プラノイ・H.S.(インド)

常山幹太 – アンダース・アントンセン(デンマーク)

西本拳太 – チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)

【女子シングルス】

▼2回戦(9月1日)

キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−10、21−18〕0●リーネ・クリストフェルセン(デンマーク)40分

戴資穎(台湾)②〔19−21、21−13、21−10〕1●キム・ガユン(韓国)52分

ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)②〔21−16、21−16〕0●王祉怡(中国)41分

▼準々決勝(9月2日)

山口茜 – ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)

陳雨菲(中国) − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)

キャロリーナ・マリーン(スペイン) − アン・セヨン(韓国)

ラチャノック・インタノン(タイ) − 戴資穎(台湾)

【男子ダブルス】

▼2回戦(9月1日)

レーン/ベンディ(イングランド)②〔21−18、21−18〕0●王齊麟/李洋(台湾)35分

金基正/金沙朗(韓国)②〔17−21、21−17、26−24〕1●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)60分

セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔21−18、21−16〕0●王昶/梁偉鏗(中国)32分

▼準々決勝(9月2日)

金基正/金沙朗(韓国) − 劉雨辰/欧烜屹(中国)

レーン/ベンディ(イングランド) − アストルップ/ラスムセン(デンマーク)

アルディアント/アルフィアン(インドネシア) − 王昶/梁偉鏗(中国)

テオEY/オンYS(マレーシア) − 催率圭/キム・ワンホ(韓国)

【女子ダブルス】

▼2回戦(9月1日)

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−16、21−14〕0●フー/リムCS(マレーシア)37分

金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−11、21−19〕0●杜玥/李汶妹(中国)44分

▼準々決勝(9月2日)

陳清晨/賈一凡(中国) − ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)

松本麻佑/永原和可那 − ベク・ハナ/イ・ユリム(韓国)

金昭英/孔熙容(韓国) − ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)

鄭ナウン/金ヘジョン(韓国) − クスマ/プラチウィ(インドネシア)

【混合ダブルス】

▼2回戦(9月1日)

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−7、21−11〕0●スパク/スピッサラ(タイ)26分

王懿律/黄東萍(中国)②〔21−13、21−18〕0●リバルディ/メンタリ(インドネシア)37分

▼準々決勝(9月2日)

鄭思維/黄雅瓊(中国) − フーPR/トーEW(マレーシア)

渡辺勇大/東野有紗 – 鄧俊文/謝影雪(香港)

タンKM/ライPJ(マレーシア) − 王懿律/黄東萍(中国)

高成炫/嚴恵媛(韓国) − デチャポル/サプシリー(タイ)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2022/09/02

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