8月25日に開催されたBWF世界選手権2022(東京体育館)4日目は、各種目3回戦が行なわれ、日本代表選手が登場。ここでは、混合ダブルス3回戦に出場した渡辺勇大/東野有紗の試合結果、コメントをお伝えする。
世界選手権2022
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【混合ダブルス】
渡辺(写真奥)/東野は、オランダペアを21-12、21-19のストレートで退け、準々決勝進出を決めた。
守備でも攻撃でも、観客を魅了した。第1ゲーム中盤、相手がネット前に落としたショットに、東野が頭からダイブして返球。相手が決めにかかったショットを、渡辺がカウンターレシーブ。ミラクルな守備で得点すると、一気にファンが沸いた。
第2ゲームは19-17から19オールと詰め寄られるも、浮足立つことなく、安定した攻撃で2連続得点。しっかりと2ゲームで勝ち切った。
明日の準々決勝では、世界ランク9位のゴー/ライ(マレーシア)と対戦する。これまでの対戦成績は2勝0敗だが、「コンビネーションがいいペア」と渡辺は相手の印象を話し、「我慢しながら、うまく攻撃の展開にもっていきたい」と展望を語った。
【コメント】
――今日の試合を振り返って
渡辺「粘り強くラリーでき、終盤も我慢して勝ちにつなげられたと思っています」
東野「今日の対戦相手は毎回ファイナルになるペアで、男性選手はスマッシュが、女性選手はネット前の入るのが速く、(ネット)前でやられていることが多かったので、自分自身が前で打ってから“もう1回”という気持ちを心がけてプレーしました」
――試合後、雄叫びをあげたのは
渡辺「ファイナルにいくかいかないはトーナメントを戦う上で大きく違う。ファンの方々が拍手を送ってくれていたので、なんとか(ストレートでの)勝ちにつなげたいという一心だったと思っています」
――次戦に向けて
渡辺「次戦はマレーシアのペア。コンビネーションのすごくいいペアなので、我慢というところは引き続きになると思いますが、僕らがうまく沈めて攻撃の展開に持っていけたらと思っています」
▼3回戦(8月25日)
渡辺勇大/東野有紗 ②〔21-12、21−19〕0● タベリング/ピキ(オランダ) 40分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO