8月25日に開催されたBWF世界選手権2022(東京体育館)4日目は、各種目3回戦が行なわれ、日本代表選手が登場。ここでは、混合ダブルス3回戦に出場した山下恭平/篠谷菜留の試合結果、コメントをお伝えする。
世界選手権2022
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【混合ダブルス】
2連勝で3回戦に勝ち上がった山下恭平(上写真・右)/篠谷菜留は、マレーシアのベテラン、タン・キャンメイ/ライ・ペイジンとの勝負に挑んだ。序盤からなかなかリズムがつかめなかった2人は、6-14と大きく点差を離される展開に。ここからねばり強く戦った山下/篠谷は、じわじわと点差を詰めて11-14と3点差まで迫るも、再び引き離されて12-21で先制を許す。「出だしの部分で動きが硬くなってしまい、いいリズムにならず、いいイメージもできなかった」(篠谷)。
第2ゲームに入ると、山下/篠谷がラリーをしながら相手のミスをうまく誘って12オールとしたが、ここから再びリードを奪われる。後衛のタンがサイドライン際に鋭いスマッシュを打ち込むなど、相手の攻勢を防ぎ切れずに14-21。0-2で屈した山下/篠谷は3回戦で敗退。2大会連続でのメダルには届かなかった。
【コメント】
篠谷 出だしの部分で動きが硬くなってしまい、いいリズムにならず、いいイメージができなかったです。そのままズルズル2ゲームが終わってしまいました。そこが弱い部分だと思うし、そういう時にいかに動くか、やり方を考えていくかを2人で話し合って、改善できたらと思います。昨年メダルが取れた時は、シードの選手が先に敗れてしまったので、ランキングが高い選手とやり続けたわけではなかったです。今の結果が、私たちの実力だということをあらためて感じることができました。
山下 自分たちのやりたいプレーができずに、終始相手のペースのまま終わってししまいました。そこを打開したかったけど、できなかったです。ハーフでの処理の種類が少ないので、相手を見て、配球の部分でいろんな種類の球を打てるようにしたいです。
▼3回戦(8月25日)
山下恭平/篠谷菜留●0〔12−21、14−21〕②タンKM/ライPJ(マレーシア)41分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳